sasakiの日記
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2003年03月07日(金) 平日なのに函館本線は混んでいた


 アキラはなかなか麻酔が効かない男らしい。カミさんが看護婦というよしみで胃カメラを飲むのに全身麻酔をかけてもらったらしいのだが、麻酔が全然効かない。何度呼びかけられても返事をするので医者も往生してしまい、普通の人の3倍もかけて貰ったという。酒を飲む人が全員そうだというわけではないらしいが、ままにそうなることがあるという。
 3年前に全身麻酔をかけられたんだけど、記憶は睡眠とは全く違うもので全くの無みたいで気持ちのいいものではなかった。「ブラックジャックによろしく」のなかに全身麻酔をかけられた老人が素っ裸で手術を受けている場面があったけど、みんなああいった格好をさせられて手術されてんだろうか?あんだかとってもトホホなシーンだった。僕は思わず自分の手術の時と重ねて見てしまい淋しい気持ちになってしまった。誰かこのことを知ってる人はいないだろうか?自然気胸の手術だけでもいいから。伊達まで僕等は話し続けた。もしかしたらお喋りなのは俺か?

 小松から電話がありアキラと一緒に伊達まで遊びに行くことになった。この間伊達でのライブの時日帰りしなければいけなくって、ゆっくり話せなかったので日を改めてという約束を果たしに行くということだった。
 多分夜はひたすら店でギターならびに歌合戦になるのは目に見えている。
 6時半頃に伊達の駅に着く。雪がなくてもここは北海道やっぱり寒い。改札口で完治が出迎えに来てくれていた。スキンヘッドは北国ではツライくないかい?

 7時半。ビール。焼酎のお湯割り。そうはち。つくね。ほっけ。揚げ出し豆腐。刺身。相談一件。9時30分。カンジー移動。
 歌合戦開始。石屋のダンナがキャッツアイのカスタムを持ってきてくれた。僕としてはもう少しボディの大きな楽器が欲しかったので今回はパス。
 惜春譜からこっちはギター弾きに変更。やっぱりギター弾いてるのは楽しいなあ?わあわあ言って夜は更けてゆく。1時くらいでもう眠くなったので一人帰る。相変わらずプッシュがきかん。僕は首尾一貫して根性がない。
 ホテルの部屋は何故かツインで不思議なところにもう一個のベッドがあり、部屋は妙に広く、椅子が2脚、窓の外を眺めるように配置されていてとても不気味。何か眠られないかも?と思っていたら矢張り3時過ぎに目が覚め、朝まで起きているハメになってしまった。よほどまた店になぐり込みに行こうかと思ったけど多分もういないような気がしてやめた。
 29日は山木が来るらしい。旭川がなかったらまた歌合戦になっただろうに。

 流したメールが戻ってきた。一体どうなってるんだ?横着しないで手紙にしなさいということか?了解。
 石川が金沢から引っ越ししてくるらしい。こっちで塾をやると洋一が言っていた。この間のヴィデオを火曜日に送ってくれると言うことだった。やらしいものではない。ヤラシイものでもこっちは別に一向に構わないんだけど。

 ソウルメイトについて1番が書き上がる。この1週間ソウルメイトについて考えている。時々神懸かりな人に会うことがある。大抵は常軌を逸していないのでなるほどと思うことばかりなり。ソウルメイトという発想はどこから来たんだろう?
 僕は神を信じているわけじゃない。でも時々だけど、ほんとうに時々、神様に感謝しても良いのでは?というくらいの宗教心はある。

 スポ太郎残りの分

 8月13日
 1日中雨模様
 夕べの睡眠不足を昼間に取り戻そうと午前中うたた寝をする。こういう仕事をしているから、ある程度の睡眠不足も仕事が入っていなければ日中で何とか取り返せるが、立て込んでくると結構きつくなり、猫相手に醜い闘争を繰り返さなければいけないかもしれない。自分の中でどうも一日中猫と対面しながら過ごす体力がないせいか必ず外出しなければ済まない部分がある。自分の家でありながら、自分の家から追い出されるみたいだと思って外に飯を食いに家を空ける。帰ってくると矢張り出迎えがあり、足にまとわりつく。そうなるともういけない。シミジミ愛情のようなものがわき上がってくる。
 6時頃深川君とケイちゃん、それとトモちゃんが猫を見せて欲しいと家を訪ねてくる。ケイちゃんとトモちゃんはもともと猫好きで、扱いに慣れていて楽しそうにしている。トモちゃんは猫を飼っていたことがあるらしく、僕達の目の前でしきりにスプーンのタマキンを撫でながら、
 「ここを撫でるととても喜ぶんですよ。」という。冗談ではなさそうだ。別に猫だけが喜ぶわけではないとは言えない。それにしても猫だから出来るのだろうが、見ている僕等としては非常に居心地が悪い。スプーンも文字通り急所を捕まれているので尻尾を振りながら、嬉しいのかどうなのか唸っている。
 飯がまだだということなので外に出る。そのあしでプー横町に顔を出す。
 気圧が変わったせいなのか、気温がじっとりと上昇し始め、妙にむしあつい夜だった。
 そろそろ曲作りや詩を書いたりしなければと思いながらも、猫のせいにしつつ手をつけない。

  僕は何にも変わっていない。いつも同じ事に追われているみたいだ。猫と僕だけが10年分年を取って、帰ってきても迎えに出なくなったくらいで何にも変わっちゃいない。この頃わかっちゃいなくて、今理解していることは、スポ太郎はタマキン触られて喜んではいない。むしろ唸るのは「やーめーれー、このやろうーー。うーーっ。」といっているのだということ。

 相変わらず色々返事が遅れていますがもう少しお待ちください。ピンポーーン。
 
 さて歯を磨いて外出しなければ。何時に帰ってこられるのだろう?
 




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