sasakiの日記
DiaryINDEXpastwill


2002年11月29日(金) 今日は少し洒落てみた

 気分転換にネクタイを締め、ジャケットに紺のコーデュロイのパンツ、襟巻きをグルグルにしてレコード屋に行く。もうほとんど気に入ったものを探せる時は過ぎてしまい、ひたすら臭いだけであてをつける。残念なことにCDになってからはこの方法がまず通用しない。前にも書いたけどレコードの時代は、当たりはほとんどいい匂いがした。何と言ったら良いのか、鼻で利くというよりも脳味噌で臭いを利くと言うべきか。そんな穏やかな香りがした。
 
 質問その一。この間、三角山の2曲目にかけた曲は何かと言うことですが、相済みません、おぼえていないのです。意地悪でも冗談でもなく、そんなに日にちが経っているわけでもないのですが。CDラックを漁り直して発見し次第答えを出しますので悪しからず。といったところでよろしいでしょうか?悪性の健忘症でもボケでもないので心配は無用です。

 質問その二。柿酢とは何か?これは答えられます。
 柿2個位をぐっちゃぐちゃに潰し、それを普通の酢1本にただつけ込む。1週間もすると使えるようになると言うことです。それはそれはマズイものらしいので僕は作っていません。僕は基本的には玉葱派血液サラサラ族なので敢えて柿酢まで手を伸ばそうとは思っていません。中国隠居3老人の一人がアロエと並行して取り組んでいる健康法ということです。それにしても我々はいつになったら健康の話を止めるんだろう?嗚呼!楽しい!!

 質問その三。眼鏡を変えたという話ですが?これも答えられそうです。
 この間の日曜日、家の中を通行していたらいきなりメリメリポキンという音がしたので下を見下ろしてみると、あろう事かわたしの慣れ親しんだ、とても気に入った眼鏡、それも度のキツイ素敵な老眼鏡がバラバラに折れ曲がってしまったのです。普通は床に眼鏡を置くなどと言っただらしないことはしないものなのですが、折悪しくそういった状況になっていたのでしょう。たちまち脱力に襲われてしまいました。人間はいつか逆境から立ち直らなければいけません。いつまでくよくよしても3つにおれた眼鏡は帰ってきません。それを持って新札幌の贔屓の眼鏡屋に行きました。僕の贔屓はどういう訳か街の中にはなく、とてもドメスティックな場所に偏る傾向があります。何かフンと言った嘲笑みたいなものも聞こえてきますが、な面なよとだけいっときます。
 朗報です。今までのフレームはもう引き上げようと思うので、そのレンズはまだ使えると思います。もし良かったら同じフレームはサービスさせて貰いますが如何でしょうか?ということだった。ワォ!
 僕は新たに新しい眼鏡を作ることにした。中近レンズという近場だとどこでも焦点が合うとい優れもののレンズを入れることにした。これで僕は12月からいよいよライブでも眼鏡男になる。今までは読書用で作ってしまい少し距離があるともうボーとして何も見えない。今度は1メーターくらいまではノープロブレム。
 何たってフレームがウルトラマン。かなりラディカルでイッテるよ。もうどうしちゃったの?っていうかんじです。僕はこれから若作りに命を懸ける。

 質問その4。「ストリッパー」はどうなりましたか?
 お答えしたくありません。
 まだまだスイッチが入るところまで行かず、なかなか詰めが見えてきません。ピカピカのストリッパーにしたいので、肝心のイメージが未だ空から降って来ず。
 冬のおじさんの唄が忽然と現れて困っている。おじさんはとっても若い子と恋に落ちるという話なんだけど、なんだか身につまされてとても心苦しい。ボツなんだろうなあ?「朗読者」という本を読んでるせいか?16歳の男の子と38歳の女の恋愛の文学なんだけどとてもイヤラシイ。劣情を持って読んでるわけじゃないんだけど、劣情が後から追いかけて羽交い締めにする。とても困る。まだ半分なんだけどきっとツライ話しになるんだろうな?きっと。時々モロ影響じゃないかという身もふたもないことが起こる。どんな風に変わるんだろう?

 今日は質問に答えてみました。

 たまには夜の挨拶もした方がいいのではと思ったので。

 今晩は。みなさん。
 いつもこの日記読んでくれてありがとう。

 普通日記は読まれると烈火のごとく怒り出さなければいけないんだけど。この日記はもう少し穏やかなものです。

 ニコール=キッドマンのOTHERSはいいです。おすすめだよ。

 8月12日
 スプーンのバイオリズムで生活しているようでどうも自分のバランスが保てない。バランスというより日常のリズムが幾分狂いかけている。自分とは別の生き物との共同生活、それはそれで想像したとおり、結構疲れる。日増しに彼の運動能力が増大しつつあり、体力を持て余しているように走り回る。自分との体力差が歴然としているものだから、おもわずかーっとなり、真剣に怒鳴ってしまう自分が情けない気がする。いないものだと思えばいいのだが、どうもそういうわけにもいかずつい相手の目を伺う素振りになってしまう。何かまるで女と同居している気持ちのさえなる。いつもべったりいるのもなんだかあとあと面倒になりそうなので、事務所に顔を出しにゆく。外出するということが少し分かってきたのか、玄関までついてきて一応は挨拶するようになった。
 ロンドンの精算のレシートとポンドを持ってゆく。伊藤君に会い、10月頃の道内でのライブブッキングを頼む。
 7時から高瀬氏の送別会と、新入社員の歓迎会を兼ねたパーティーが2階のバックステージカフェで行われ、その流れで小島・高瀬・香港の人買い三浦、それに僕の4人でお姉ちゃんの店に行く。久しぶりに×××××××、××一杯。
 外に出ると猫のことが気になり、まるで女を家に待たせているような感じがついてまわり、これはちょっとやっかいな事になりそうな気がする。12時30分帰宅。玄関先から足下にまとわりついてくる。
走り回り、跳びはね、一晩中布団の上を徘徊する。結局4時まで寝られず、廊下にトイレを運びドアを閉め、部屋に入れないようにして寝た。



sasaki