2003年06月20日(金)   読書感想文 3 

今日は怒涛の残業でした。同じく残業の配偶者と落ち合い一緒にぐったりと帰宅。この週末は何をしようかな。明日は東京地方は晴れる模様。

「灰暗い水の底から」鈴木光司
ホラー短編集。もう怖くて怖くて夜眠れないかも〜っていうよな怖さを期待していたんだけど、実際には心温まるちょっといい話系も入っていた。その話自体は悪くなかったけど、もっとこう、読んでるだけで映像が目に浮かんじゃって背筋が凍るような、おっかない話満載だと勝手に思い込んでいたのでちょっと残念。中島らもの「人体模型の夜」と本全体の雰囲気が似ているな〜となんとなく思った。同じホラーでも人体模型と比べると、鈴木光司のが圧倒的に暗い、というか湿っぽい。じめっぽいというか日本家屋の暗がりのようなものを感じる。でも SF 度も強い。この人はやっぱりホラー畑の人じゃなく SF 作家寄りなんだろうな(これのどこが感想文なのか)。


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