2002年10月23日(水)   日本沈没/ハニホの歌 

最近、同じチームの女子が全員(3 名だけど)お弁当を持って来るようになってしまった。お弁当を作るよな甲斐性のない私はここんとこ毎日一人でランチを食べています。お天気のいい昼下がり、広いお洒落カフェの店内で大きなガラス窓から燦々と降り注ぐ陽光の中、パニーニをもりもり貪りつつ読んでいるのは、配偶者に借りた小松左京「日本沈没」。すんごい怖いです。

まだ物語は佳境に入っていないんですけど、今んとこ何が怖いって海底の描写が一番怖い。私は高い所よりも深い所のほうが苦手(なんか足の下に居そうで)なので、潜水艇 "わだつみ" が水深 1 万メートル(1 万メートル!!!)の海底に降りてゆく様は「え、まだ行くの? まだ行くの?」って思う。「よしなよ、よしなよ」(東海林さだお風)と思う。「動かない水の壁」「窓(窓!!!)の外は漆のような暗闇」という描写で背筋が冷えてしまうのだった。潜水艇に窓があるって事自体めちゃ怖い。「漆のような暗闇」が空気でなく水というだけで私までが非常に息苦しい。私はスキューバとか多分一生やらんやろうなあ。

昨日は帰宅してくらもちふさこ「いろはにこんぺいと」をひっぱりだして読んで、2 度号泣した。ホントに配偶者がギョッとするくらい泣いた。ううっ。うえーん。


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