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2010年10月01日(金)
9月末に、別れが2つあった。
1人目は、7年間一緒に仕事をしたアジア人同僚。最近じゃあすっかり関西弁をうまく操って、僕が英語で話しかけても、関西弁で返事が返ってくるから、結構傷ついていたんだよ(笑)
ここ一年くらい特に仲良くなって、一緒に海外へ行ったり、噂話したり、飲みに行ったり、愚痴を聞いてもらったり、将来を語り合ったり、楽しい時間を過ごしたよね。最後にくれた手紙には、今の僕のやり方を尊敬しているということが書いてあった。嬉しかった。多分、外国人には、いや、日本人にもわかってもらいにくいマインドと人生なんだけど、彼はわかってくれていたようだ。 英語のメッセージの他に、一言日本語で、「まあ、いろいろあるさ。」と書いてあった。この一言には本当にいろんな意味がこもっていて、ああこいつ日本語良くわかってんなぁ、というのと、ああほんとに僕の事わかってるなぁと思った。
分野が違ったから、直接仕事をする事はなくて、それがとにかく悔やまれる。多分もっと自分に余裕があれば、一緒に出来ることがあったと思うんだ。でも、それは今から実現することは可能なことだから、一生一緒に仕事をしようと思う。永遠に友達で、そして永遠にライバルだ。
2人目は、この間Dayton滞在記にも登場した相棒#2。フレンチガイ。出会ったときは、まだ僕も若くて、彼は学生だった。そのあと色んな経緯があって、僕を慕って日本に来てくれた初めての外国人である。今の僕は、まだまだそういう身分でもなくて、将来偉くなることがあったら同じように人を受け入れていくんだろうけど、今の僕を選んでくれたことに感謝したい。
生まれ育った文化の違いで、多分お互いに理解できない事は多かったと思う。最後アメリカの空港で、今の僕がある経緯を説明した。今までモヤモヤしてたのがすっきりしたと言って笑っていた。心を開いてくれてありがとうと言われた。そういう大層なものではないが、でも彼の中の理解できない僕が、少し理解できたんだと思う。彼が日本で仕事をすることはもう無いんだろうと思うけど、これからもきっと良い関係が築けると思う。将来、彼が然るべき地位についたときに、一緒に仕事をすることになるだろう。
僕の性格なので、今は悲しくないけど、後で悲しくなると思う。彼らがいた席に、彼らが居ないことを感じて泣くと思う。でも多分、すぐに日常にまぎれて、忙しい日々が始まるんだろう。そんな自分を冷たいなと思うけど、彼らはきっと分かってくれるだろう。
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