つらつらきまま


2007年06月24日(日)
居心地


昨日の晴天とは打って変わって、降ったり止んだりを繰り返す雨模様の中、「百式2007」を見るため新宿へ。
 前枠がネタバラエティだったので、新喜劇、それも某Hんこん班の時と違ってそんなに開場は遅れないだろうと思いきや、色んな事情が重なり結局25分ほど押して開場。

昨秋から分かりやすいぐらいに落語にハマっていったが、それと反比例するように、いわゆる“若手芸人”のライブにだんだんとハマらなくなっていった。
 自分が好きな芸人を見に来ているのに、どこか場違いなところに来てしまったような落ち着きの無さを覚えることが増え、ライブが近づくにつれて覚えていた“ワクワク感”もいつしか薄れ、変な話だが“義務”に近い感情で足を運んでいるように感じることもあった。

 昨年末の「百式」も例外ではなく、他のお客さんが笑うほどには個人的にはさほど可笑しいとは思わない場面がところどころあり、自分の感性が大勢のストライクゾーンから外れて行っている気がした。
 だから今年は、今までのような2丁拳銃にがっつりハマっている被害者というよりは、アウェーの客という感じで見に行った。

恒例のオープニングVが終わり、2丁拳銃+GBバージョンの「44口径」を聞きながら、最近のライブ開演前の心情とどこか違うことに気づいた。
 どきどきはしなかったけれども、(あれっ、居心地悪くない)と思った。
 暗転が終わり、センターマイクの前に出て来た二人を見ても、特にテンションが上がることは無かったけれど、周りの盛り上がりに置いて行かれることも無く(元々おとなしい客層ではあるけれど)、すんなりと100分の世界に入って行けた。

その時々の心境や状況で変わるけれども、大局的に見て、2丁拳銃の芸風や世界観が私は合うのだと思う。
 モノ(グッズや写真など)に執着する時期は過ぎたけれど、2丁拳銃が創るものについて、色々感じ取ることについてはまだまだ執着がある。
 一つひとつを大事に見て行きたい。

ちなみに今年の「百式」の感想は、「『百式』という枠の中で2丁拳銃の単独ライブをダイジェストで見たような感じ」だった。
 詳しいことは後日更新予定のライブレポートで。
 そして、東京公演は103分でした。
 雨が降ったのは東京のみということで、客に雨女(あるいは雨男)がいると小堀さんは疑惑の目を向けていた。



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