2007年04月07日(土)
「作品を見てもらう芸人」
チョップリンのインストアイベントを見に池袋のHMVに行って来たが、開始10分前でお客が10人という何だかとっても焦る状況。
始まってみても結局多く見積もっても30人いるかいないかで、何だか親戚の法事に参加しているような気になる。
そして、チョップリン単独が“大人の事情”で見送られていることは案外堅実な選択なのかもしれない...とも思った。
MCはオバドラの緒方さん。
思いもかけず緒方さんを見れたので、何だか得した気になった。
緒方さん&チョップリン。
スペース107でこの組み合わせのイベントをやって欲しいものだ。
覚えている範囲だけど、トークの内容は...
・大阪では300人ぐらい来たんですが...
・細かすぎて伝わらないモノマネでの西野さんのイチオシは「雑誌の宣伝ページにいる精力剤を飲んだ人」だったが却下され、全然自信が無かったセレシュをやったら逆に大絶賛を受けてしまった。
・小林さんは「カゼッタ岡」のモノマネでオーディションに参加したが落選。
・「中年」というイベント名は自分達が30歳になったから。小林さんがコントでオッサンの役をよくやることも関係あり。
・東京でイベントはやりたい。でもその予定は無し...。
・小林さんのお母さんは西野さんが苦手(理由:西野さんがハッキリ言う性格だから)
・小林さんのお母さんは自転車を漕げないのに自転車を引いて買い物に来る(荷物運びとして自転車を使用)
・特典映像の小林家突撃レポートは小林親にも内緒で忍び込んで実行した
・葬式のコントで小林さんは持って帰ってはいけない棺おけを持ってハケてしまったため、西野さんと後輩を慌てさせた
・捨て象のコントで、象の鼻を本当は2本フックで止めるのを時間が無くて1本しか止められなかったのに西野さんが鼻を引っ張るシーンがあるため、本来「パオーン」としか言ってはいけない小林さんは、西野さんにしか聞こえない音量で「(鼻引っ張ったら)アカン」と言っている。
・でもDVDを見ていたオバドラ・緒方さんにはその声が聞こえていた!
・松竹芸能の若手の中ではコントの舞台装置にお金を掛けて貰えている方。
・小林さんは現在、「新幹線料金を3000円ぐらいに下げてくれ」運動を1人で実行中。
・芸能界No.1草野球チームの監督兼投手である小林さんのチームはまだ1試合しかやったことがない。
・その唯一の対戦相手は紳助さんのチームで、8対0で完敗。
・芸能界No.1草野球チームの監督兼投手なのでバッティングセンターに練習をしに行っているが、バッターではなくキャッチャーをやっている。
・中年で小林さんが好きなコントはパーキングのネタ。
・東京進出したいという気持ちは半分半分。暢気なので特に何も考えていない。逆にこれから自分達はどうしたら良いのだろうか、と緒方さんに質問。
etc...
後輩のイベントのMCを引き受けてくれた緒方さんは何だか温かい感じだった。
これからチョップリンはどうあるべきか、みたいな話になった時
「チョップリンはテレビとかで前に出て行く芸人やないからなぁ。むしろ作品を見てもらいたい芸人やから、日本全国行ってみるいうのはどう?」
と提案し、
“作品を見てもらいたい芸人”
というフレーズがまさにぴったりだったので
(おぉ〜、緒方さんその通り!)
と心の中で拍手喝采。
無理にでも前に出て行かな、というのではなく、チョップリンのある意味弱点である部分をむしろ長所と捉えてそこを伸ばしていくような戦略を提案してくれる点も嬉しかった。
ただ、具体的にどうあるべきかというと良い答えは浮かばなかったようで、小林さんが新幹線の値段を下げたいと言ったら
「そしたら、オマエら新幹線のデザインしたらどうや?新幹線のデザインした人たちは芸人だった!ていうて興味持ってもらえるかもしれへんよ」
と、いきあたりばったりな提案をして西野さんから
「今のテキトーでしょ!」
とツッコまれていた。
これでも前回インストアをやった時よりは微妙に客は増えていたらしい。
この次こそは、せめて大阪の6分の1ぐらいで良いからお客さんが増えてますように...。
独特ですけど、チョップリンはかなり面白い世界観を持ってますので、コント好きな人には1度見て頂きたいなぁ。