つらつらきまま


2004年07月20日(火)
リアル


最近、急速に色んなものが“リアル”に思えるようになった。
 たとえば、郵便受けに偶に入ってくるマンション購入のチラシ。
 今までは遠い世界のものだったから、速攻共用玄関に置いてあるごみ箱に捨てていたが、最近は
 (1LDKで、この広さか。少し広めの部屋だと、月払いはこれで、最終的に払い終わるのは…)
 と、買う力は無いと分かっていながら、一応シミュレーションを立てている自分がいる。
 最近では、墓地の分譲広告も何か真剣に見入り、(うちは○○宗だから、戒名のタイプはこれか…)と考える始末だ。
 父が建てる予定の母の墓(土地はあるが石がまだ出来ていない)は、私が相続することになっているので、ついつい。

 それにしても、一人用のマンションといい、墓地といい、その間にあるやもしれぬ人生の大イベントの上を物凄く飛び越してしまっているような気が。

会社でYahoo!を見たとき、東京の最高気温は39.5度というトピがあったけど、Jr.曰く銀座は40度越してたそう。
 そんな銀座まで「チハラトーク」を見に行って来た。
 小堀さんの話題が2度も出た。
 Jリーグのレギュラーはまだ無理としても、補欠ぐらいには名前を連ねることは許されるのかどうなのか。
 Jr.といえば修士さんだったのに、小堀さんの食らいつきようは凄い。
 あれだけ「死ねーっ!」とか「死んだらエエねん!」と言われ続けてたのに。

今日のチハラトークは、本当にリアルだった。
 何せ、Jr.の身体に3年間入っていたあのプレートを触ってしまった。
 Jr.が記念だから、と客に回覧させたので。
 Jr.自身も言っていたが、ジップロックに入ってるのは、本当にただのプレートと数本のネジ。
 何の前フリもなくこれを見せられたら、ホームセンターに売ってある棚か何か作るための部品の一部と思うだろう。
 でもこれがJr.の膝に3年間入っていたあのプレートだと思うと、あらためて事故の凄まじさを実感する。
 事故の詳細が分かった時、Jr.はもうダメかもしれないと思った。
 過去形でしか語られることが無い存在になってしまうのではないか、と覚悟した。
 
 あれから3年。
 目の前にいるのは千原兄弟。
 コーナーで出されたフリップに書かれているのは「鼻油千衛門時貞(後の)」でも「“元”ジャリズム」でもなく、「ジャリズム・山下」。
 現在進行形で千原兄弟とジャリズムを見ている自分が信じられない。
 凄すぎる現実。



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