つらつらきまま


2004年07月08日(木)
娘心


曽我ひとみさんが1年9ヶ月ぶりに家族に会える。
 今度こそ離れ離れになることが無いよう、願わずにはいられない。

 ニュースを見ながら
 (生きていればいつかまた逢える日が来るんだなぁ)
 と思った。
 それと同時に
 (生きていなかったら同じ人とはもう二度と逢えないんだなぁ)
 とも思い、いたたまれなくなった。
 そのどちらも分からないというむごさを。
 いつ逢えるのか分からない夫、娘、母という大事な大事な家族に逢える日を信じてずっと待ち続けている曽我さんの1年9ヶ月は本当に苦しかっただろう。
 早く、日が昇りますように。

曽我さんのニュースを見ながら、確実にこの世ではもう二度と逢えない私の母のことをぼんやりと思い出す。
 そんなノスタルジックな時に「音楽のある風景」を見てしまったからいけない。

 小1の冬頃、8時25分になったら学校で流れる予鈴替わりの音楽がとても綺麗な曲になった。
 私はそれを好きになったがそれが何という曲なのか分からなかった。
 そこで母親に「今、この曲がとてもすきなの」といって、つたない鼻歌を聞かせると
 「多分、これよ!」
 と目を輝かせながらレコードを聞かせてくれた。
 それは「白い恋人達」だった。
 好きな曲がうちにあったのと、母親が自分の好きな曲を分かってくれた両方の嬉しさから、母親と同じように目を輝かせながら聞き入る私に
 「こういうのを好きになるくらい大きくなったとねぇ」
 と、母は嬉しそうだった。
 私と母親は音楽の好みが割と似通っていたのでお互い、お金を出し合ってサザンの15周年記念ボックスなんかを買っては一緒に聞いていた。 
 
 私が見た回の「音楽がある風景」は、60年代の洋楽を特集していた回で、うちの母がよく私に聞かせてくれた音楽ばかり流れた。
 番組の最後は「Mr. Lonely」。
 まだまだ泣かずに聞くことは出来ない。

 12月で、母が亡くなって4年になる。
 (もう4年も経つのか!)と思うときもあれば、
 (まだ4年しか経ってないのか!)と思うときもある。
 どちらにしても、母がこの世からいなくなって流れた時間数に愕然とする。


朝、会社に行く時に元部長に会った。
 おはようございます、と挨拶すると
 「おはよう!今からどこ行くの?」
 と、(えぇ〜っ!)な答えが返ってきて、朝からびつくり。

帰り、本屋に寄って「お笑いポポロ」を見た。
 なるほど、確かにやたら2丁拳銃が載っていた。
 あまりにも沢山載ってたんで、立ち読みで充分満喫してしまい、買わずに出る(^^ゞ。
 そんなもん。
 ポスターだかカレンダーだかついてたけど、貼りようが無いし。
 2人ともかなりどかーんとドアップで写ってた。
 私の周りの屈折したコホラーが見たらさぞ話が弾むな、と思うほど。

やりにげコージーの次回予告「次週、泥棒登場」というテロップを見た瞬間、「山下だーっ!」と声に出してしまった。
 ジャリが復活しなかったら絶対こんなに反応が良くならなかっただろう。

 



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