2003年12月12日(金)
共通項は“余裕”
7じ9じに行ってきた。
やる気満々だった仕事をやらなくて良いと言われたので。
いや、“満々とはいえないか。
でもやるつもりだったんで、う〜ん、何だかなぁ…という気持ち。
私、そないに出来ないと思われてんの?みたいな。
挽回したい。やる気を外に出したい。
まぁ、早足でさっさか最寄り駅まで歩き、なんとか5分前にはルミネへ着いた。
私が非常に苦手な某コンビが前説をやっていた(苦笑)。
ネタは見たこと無いから前説に限るけど、ともかくイラ〜ッとする。
ネタ組しか見てないんだけど、今日の順番は
Bコース→ブラザース→あべこうじ→笑い飯→千原Jr.→ニブンノゴ!→2丁拳銃→ハリガネロック、だった。
1番の収穫はあべさん。
ベルベで演技してるとこしか見たこと無かったから。
面白かった。
笑い飯が出てきた時、あまりに似合わない
「キャーッ!」が聞こえ、チト引く。
「職業は山賊」「職業は香港と裏取引」みたいな2人組にあの声援って。
ヤワラちゃんのウェディングドレス姿と同じぐらい場違いだった。
もっとも2人はまったくこの声援について話題に触れることは無く、相変わらずボケとボケの奪い合い漫才をしていた。
私は結構笑い飯の漫才、好きです。
千原Jr.は「落書き」かと思っていたんで、暗転後、今日のピンネタが「囚」に収録されている「終わりの会」と分かった時は、ぞくっとした。
「千原兄弟」で出てもピンで出ても、
「始まる時に声援も拍手も無い」のはいつもどおり。
そして、ハケる時にかなりの拍手をもらうのも相変わらず。
ニブゴ!が終わった時点で、
(どっちがトリかなぁ…)
と考えた。
まだ福岡にいた頃、ルミネに行った人から
「ハリガネとニチョケンも出ていたんですが、トリはニチョケンでしたよ」
というメールをもらった時、とても嬉しかった。
(わぁ〜、先輩が出てるのにニチョがトリだったんだ)と。
でも、今日は何となくだけど、トリを務めるハリガネが見たかった。
だから、ニブゴ!が終わってしばらくし、映ったアニメーションがにきびづらのシュウちゃんとタレ目の小堀さんだった時、何となくホッとした(^^;。
今日の2丁拳銃は「アテレコ漫才」「声優漫才」と「ご対面番組の司会者」漫才。
前の2つは営業のイメージ強し。
ご対面〜は、「百式」で見た時とオチは変わってなかったけど、オチに至る過程はほとんど変えていた。
小堀さんが楽しく自由奔放にボケている姿を何度か見る。
振り回されそうに見えつつも絶対に呑まれない修士さんも。
余裕を感じる漫才だった。
「油断」とか「慢心」という意味での「余裕」ではなく。
見ているこちらに“ほっこり”とか“ゆったり”とか、そういった「気持ちの余裕」を持たせてくれる漫才。
あぁ良かった。
でも、1つ不思議なことがあった。
小堀さんの寝グセが取れてないこと。
いったい何時間しつこく残っている寝グセだろうか。
ハリガネは「学校の先生」とか「童謡」とか「童話」とか「二言漫才」とか、おなじみのネタだった。
「今年のM-1に落ちた瞬間、松口さんは笑ってた」
と教えてもらった時、すごくホッとした。
救われた気持ちになった。
だけど、私はそれを見ていない。
自分の目で確かめたかった。
今のハリガネロックを。
M-1の結果発表が終わってから約10日が過ぎた。
ハリガネは何も変わってなかった。
今回のことを自虐的なネタにすることもなく。
「M-1大喧嘩」をすることもなく。
いつも通りのハリガネロックだった。
それを見てたら
(結果はダメだったけど、ハリガネは今年のM-1に挑戦して良かったんだ)
と思えた。
なんだか、サバサバしたものをハリガネから感じた。
以前、ネタを見てる時に何度か感じた「迷い」や「試行錯誤」がすっぱりと無くなり余裕があった。
M-1に落ちた人に何となく感じる「屈折」や「痛々しさ」を初めて感じ(させ)なかった芸人。
私にとって、それがハリガネロックであったことは嬉しい。
嬉しいといえば、ルミネチラシラックにプラン9のフライヤーがあった。
遠慮なく貰って帰る。
雑誌コーナーにはお笑い雑誌がまた創刊されていた。
手に取ったが買わず。
ニチョもハリガネも載っていたとはいえ。
別に既婚者の恋愛観なんか知ってもなぁ〜、と(^^;。
未婚者なら、という問題でも無いし。
もっとも、私が買わなかった最大の理由は
「松口さんのアップが怖すぎる」
だけど。
ジャリズムが復活する、というニュースに驚いている。
輝いている山下さんが見れるのかな。