つらつらきまま


2003年11月12日(水)
定番

私にしては珍しく、日記の間隔が空いた。
 どうしていたのかというと、まぁ、へこんでいた、と(苦笑)。
 正しくは、過去形ではなく現在進行形ですけどね。
 今日は朝も昼も食べず、ずっと会社で唇を噛みながら仕事してました。
 なんなんでしょうね〜。
 先月もそうだったけど、私はどうもこの10〜13日あたりは、精神状況がどん底になるみたいです。

 (なんで、私ちっとも仕事が出来ないんだろう…)
 (なんで、私、頼まれたことが一度でやれないんだろう…)
 (なんで、私、この会社で出来もしないことをやってるんだろう…)
 (なんで、私、こんなに後ろ向きなんだろう…)
 (なんで、私、こんなに弱いんだろう…)
 (私、こんなんだったら、クビにされちゃうよ…)
 (なんで…)

 と、考えれば考えるほど、落ち込んであたまがおかしくなるだけのことをいつまでもぐるぐるぐるぐると考えては沈み、泣く。
 何も歩きながら泣くことはないだろう、と自分でも思ったけど。
 既に会社でも泣きそうで、会社を出る時にミカコさんから

 「なんでも終わるんだよ。ずーっとは続かないんだよ」
 
 と言われたから、もうアカン。
 別れて後ろ向いた途端、涙ポロポロ。
 優しくされると弱い…。

 そして、こんなに優しくしてくれる班にいるというのに

 (お土産買うのめんどいなぁ)

 という理由で、今日まで明後日からの大阪行きを内緒にしていた自分に自己嫌悪。
 明日、ふぐを食べにちょいとゴージャスな場所へ行くので、その際に打ち明けよう。
 
 大阪行きを控えてるのにこんなに沈むとは自分でも思っていなかった。
 大阪ですよ。
 マップルを買いそびれてるけど。
 のぞみに乗って、「ビ〜、アンビシャ〜ス〜」な気にならないかんのに。

そんな風に沈みながら家に着くと、郵便受けに「被害者の会」会報が(^^)。

私の定番ジンクス。

落ち込んで沈んでる時ほど、2丁拳銃関連の出来事が起こる。
  そして、私はそれに救われることが多い
」。

 就職試験に落ちまくり、
 (私は社会から必要とされてない人間なんや…)
 と拗ねてたら、「百式全国ツアー決定」という素敵なお知らせを耳にしたりとか。

 ニチョケン的には微妙だろうけど、去年、奇しくも私の母の命日には「マンスリーよしもと」編集部からものすごい贈り物が届いた。
 私は、封を切る手が震えたほど緊張したのは後にも先にもあの時の一度きりだ。
 大事に、届いた時そのままに飾っているのも。
 

 今回は会報に載っていた小堀Jr.こと央人くんの無邪気な笑顔でしょうか。
 見ていたら自然とほっこりしてきました。
 しっかしまぁー、央人クン、このままうまいこといけばかなりの美形になるんじゃないだろうか。
 誰が予想しただろう。
 もう“赤ちゃん”のふにゃふにゃした感じは殆どない。
 小堀さんの待ちうけ画像の央人クンは、すっかり“男の子”だ。
 思い出す。
 去年、ミューズホールでパパになったことを正式報告した時の小堀さんを。
 あの時ほど、小堀さんを“カッコイイ”とか“大きい”と思ったことはなかった。

2丁拳銃に救われながら、14日はハリガネかぁ…。
 もし、ハリガネ緊急単独が東京であるならば、私は銀座ガスホールに行っていたと思う。
 大阪だったのがいけない。

色んなことに思いを巡らせることが出来るようになった。
 ちょっとはマシな心理状況に戻りつつあるかもしれない。
 どん底の時、何も思えなかった。
 楽しいことや幸せなものが妬ましかった。
 悲しいことや寂しいことから必死に逃れたいのに、そちらにフラフラと吸い寄せられてしまい、
 (こんなに弱くてカッコ悪い私の味方になってくれる人なんて、世の中にいやしないだろう)
 と、自分で自分を追い詰めていた。
 良い人ばかりじゃないけど、悪い人だってそういないのに。

 勝手に自分で自分を追い詰め、自分の手で周りとの接触を閉ざしそうになりそうな時、必ずその手を誰かが払いのけてくれる。
 そして、私が閉じようとした世界をその人の手が開けてくれる。
 その時、今まで感じることが出来なかった他の人の優しさや温かさがいっぱいあることに気づく。
 そんな時、
 (誰も敵じゃないんだよ)
 という、詩の一節が浮かんで来る。

 私は、自ら人との接触を閉ざしがちなくせに、人に救われることが多い。
 それでまたすこしずつ人と触れてみたいと思うようになる。
 徐々に、本当に徐々にだけど、近づいていく。
 そうやって、

 私は、泣きたいぐらい、本当は人が好きなのかもしれない。

 



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