つらつらきまま


2003年02月09日(日)
ますだおかだ上手いよなぁ

フツーにそのようなことを思った「爆笑オンエアバトル」。
 別に他の出演者の方がおもんなかった訳じゃ無いですよ。
 でも見てたらお客さんをうまいこと乗せて楽しませるのが本当に上手いと思った。

 昔
 「三流の詐欺師は自分も人も騙せない。
  ニ流の詐欺師は人は騙せるが自分を騙せない。
  一流の詐欺師は人も自分も騙す。
  超一流の詐欺師は人を騙さず自分を騙す」
 ということを聞いた。
 “超一流”の詐欺師のとこはちょっと分かり難いですけどね。
 あまりにワザが見事過ぎて騙されてる感覚に至らないという意味に近いらしい。
  
 「詐欺師」を「芸人」に置き換えても成り立ちそう。
 「騙す」を「楽しませる」や「笑わせる」に置き換えて。

 オンエアバトルの敗者コメントで
 「落ちたけど(やってる)自分たちが楽しめてやれたので良かった」
 とか
 「今回は残念だったけど面白いと思うことをやれたのでよかった」
 と言う人が入るけどそれは何だか少し違うと思う。
 当落を考えないライブだったら演者が楽しんでやることも大事なこと。
 この番組は「受かる」ことが第一条件。
 やってる本人達がいくら楽しめても面白いことをやれたと思っても、それが会場の審査員に伝わらないと意味が無い。
 
 ますだおかだのネタを見たのはM-1以来だったけど、昨日のネタ運びを見てたらやっぱり彼らは若手の中では一流〜超一流に位置してるといっても良いと思った。
 M-1で優勝したことで今年、彼らは中川家のように売れるんだろうかとよく噂されている。
 私はますだおかだが売れてくれるととても嬉しい。
 それはますだおかだが「漫才師」で「漫才」で勝負している人達だからだ。
 中川家も「漫才師」だけど中川家には「礼二さんのモノマネ」というもう一つかなり確立されている芸がある。
 ますだおかだも器用な芸人さんなので漫才以外の武器をもちろんいくつか持ってるだろう。
 だけど彼らがTVに出る時は9割近く漫才をしている。
 彼らのスタイルが変わらないままで今の中川家のような露出が出来たら、若手の漫才レベルが少し認められたことというにも繋がりそう。
 ちなみに私が今のサイトであと1組追い駆けたいなぁと思っている芸人は「ますだおかだ」です。
 
 しかし若手芸人が売れる時の喩えとして
 「今の中川家みたいに」
 というのがお笑いに詳しくない人から出されると、本当に中川家は売れたんだなぁと思う。
 中川家の11年には順風満帆じゃない歴史もあることを少し知ってるだけに、よく頑張ってくれたなぁと思う。
 しかし昔の超合金に中川家が出てるのを見るととても不思議な感じ(^^;。 
 (こんな頃があったんだなあ)と思う自分にも。
 “こんな頃”の方を知ってる期間の方が長いのに、と。
 
 まぁオンバトの前後に見てたのがハリガネや中川家がまだ「超若手」と称されてた頃のビデオだったから尚更芸歴10年のますだおかだのネタ運びを巧いと思ったんだろう。
 この頃はいくらハリガネでもネタ運びがまだ拙かった。
 見ててハラハラするし、(ハリガネのネタが、う、ウケてない…)とびっくりするぐらい客席を静まり返させることもあった。

 ある時の「すんげ〜」で2丁拳銃のネタは7位。
 一方11期総出演ユニット「木曜イレブン」の順位は6位でそこからがO.A圏。
 「GERA」という雑誌で「拗ねてた頃があった」と修士さんが言ってたのはこの頃だろうか。
 ちなみにこの頃の修士さん、フツーに私の好みのビジュアル(苦笑)。
 恐らくこの頃から知ってたら、私は私がもっとも嫌だと思うファンになってたかもしれぬ。
 ちょっとは分別ついてて良かった。
 この頃(95年12月O.A)は小堀さんも修士さんも21歳。
 今のオジオズやキンコンぐらいの年頃。
 若っ。
 今の私の年齢の遥か下かぁと思うと、この頃の2丁拳銃はすんなりと「可愛らしい」と思えた。

 ちなみに「トクトミトコナミ」。
 ずっと「トクトミ」と「コナミ」と思ってたんだけど「トクトミ」と「トコナミ」だった。
 一つ謎が解けた。
 そして「木曜イレブン」はう〜ん(^^;。
 私はよく面白さが分からなかった。

話はがらりと変わり、現在のハリガネロックの渋公打ち上げ。
 打ち上げだけのチケットが出るのもどうかと思ったのに更に料金が10000円になったことにはちょっと呆れた。
 6900円という値段設定にはまだ笑える要素はあった。
 10000円には笑える要素が何も無い。


【今日の超合金タイム】
 昨日「吉本超合金」を録画したビデオを頂いた。
 ということで何となく感想を書いてみたり。
 このビデオ、夜に見始めるとハマってしまって録画停止ボタンを中々押せないのが唯一の欠点/苦笑)

(◎→好きな系統なので大笑い ○→ソツなく笑えた ●ツボに合わず苦笑)

 ○#17:レギュラー争奪雪上バトル合戦in蓼科
 ◎#19:超合金道場破り‘98
 ○#24:春のテーマソフトたれこみ超合金
 ○#30:深夜大阪ミナミサイコロぶらぶら超合金
 
 【感想】
 まず、LaLaLaをよく見た。
 ゲストにかなり呼ばれていたよう。
 【19】は予想通り(笑)中々破れないんだけどその破れなさが面白かった。
 破れなかった後に漂う無力感や敗北感とかも。

 4人の中では小堀さんが殴られたり投げ飛ばされたり倒されてる回数がダントツ(^^;。
 身内である筈のF拳4人と一緒に何かする時でも
 「小堀」vs「小堀以外の人」
 という図式がしばしば見られた。
 それに対して拗ねたりキレたり抵抗して、それでまた怒られたりの繰り返し。

 私の中ではあまり酷い目に遭わされない人という印象の修士さんも、超合金ではかなり痛い目に遭ってた。
 武道家からワザを掛けられたり先輩からビンタを食らったりと。
 先輩芸人のFUJIWARAは言わずもがな。
 4人とも身体を使ってます。

 けどとても見てて楽しい。
 やってる4人がとっても楽しそうだからだろうか。
 この空気はFUJIWARAと2丁拳銃という組み合わせじゃないとダメだとあらためて思った。

 思い返すと「〜F」も面白かったけど「超合金」とは何かが違ってた。
 2丁拳銃のみでたとえば「超合金N」みたいな感じの番組になったとしても私は物足りなさを覚えていただろう。
 「兄貴分キャラ」としてのFUJIWARAの存在は大きいし「弟分キャラ」としての2丁拳銃の存在もまた大きい。
 他にもそういうキャラの芸人さんは沢山いるが、このユニットの最強さはどの組み合わせも違う気がする。
 
 RRSで「2丁拳銃×ハリガネロック」の組み合わせを見た時私は泣きそうなぐらい感激した(苦笑)。
 だけどこの2組メインで「超合金」をやるとなったら嬉しいようで何だか違うなぁと思う。
 「超合金」は「FUJIWARA×2丁拳銃」以外の組み合わせじゃないとしっくり来ない。
 ビデオを5本頂いて、正直
 (これを見たら3本セットはいらないのでは)
 と思ったけど、それは違った。
 見れば見るほど「3本セット」を欲しくなった。

 2丁拳銃が12月の営業でいまだにロケをしてたら「超合金ですか?」と訊かれるといっていた。
 2年も前に終わったことがまだ浸透してないのかな、と不思議そうだった。
 2年も前に終わった番組がいまだに忘れ去られずに覚えられていることもそうそう無いと思う。
 (もしかしたら特番で『超合金』が復活するのか!?)
 と淡い期待を抱く人はいまだに多いのかもしれない。

 ちなみに私は「超合金K」は見たこと無い(ネット外地域なので)。
 色々賛否両論を開始当初は呼んでたけど今はどうだろう(^^;。
 コバが「超合金○」という番組名を引き継いだことに関しては私は何の不満も無いです。
 だってコバだもん♪




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