不公平な救世主
犯罪履歴|数世代前|千年先
2003年08月08日(金)
言葉を信じて裏切られてどうしようもなくなって 他人に理解してもらおうなど今更思えなくて 他人の話を聞こうとも最近は思えなくなって 感情は行き場をなくし 僕の腕に還ってきて 消えない模様が作られて 無様に涙で彩られて でもそんなことをすれば皆に責められて 雰囲気を壊すなと怒られて 息を詰めて顔色を伺って作り笑いをして 夜になると恐怖にとりつかれて 誰かに縋ろうとしても縋る人などいなくて それでも縋ってみたら何故か悩みを聞かされて なのに結論は「いつでも電話していいから」で そんなのは勿論嘘に決まっていて また絶望に染められて いつも怒られないように声を殺して泣いて いつも嫌われないように自分を殺して 喜怒哀楽を操って
それでも生きてきました。
それなのに死ねませんでした。
今更、あなたに話すことなど何もないのです。
今更あなたに話したところで 一体なにが変わるのですか もともと何もない「じぶん」が変わるのですか あなたの話に共感しているふりをしていることに 何故気付かないのですか あなたの予想よりもココロが歪んでいて あなたの予想よりもやる気がないという現実に 早く気付いてください。
あなたを殺してもいいですか?
(だけど明後日になればまた) (素直に話を聞いて未来に希望を持って) (涙を流すこともなく殴りかかることもなく) (平和に美しく治療が終了するのだろう)
「愛してほしいって言っちまえばいい」 そうだね。 でも 愛されるよりも殺されたかったんだよ。 中途半端に助けてくれるくらいなら その場で殺してくれたほうが良いに決まってる。
どうか笑っていてください どうか幸せでいてください 君を憎んだけれど もう痛みもとれた頃で 今はまた 君をアイしているよ
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