1日雑記

2008年08月05日(火)


寝るとき、何を考えているだろうか。

昔を思い返してみると
空想……いや、はっきり言ってしまえば
妄想に浸りながら、何時しか眠りについていた。

あるいは、今をもって変わりない。


最近寝るときに何を考えているだろうか。

暗いニュースが多い昨今。
自分がその立場だったらと考えてしまうことが結構あるのだ。
行き着く先は、破壊的、あるいは破滅的な思考である。

昨晩、破壊的であり破滅的な思考にどっぷりつかったところで
これはまずいと楽しい思考に切り替えようと考えた。

さて。

……空想でも妄想でも、楽しいと思える考えが
直ぐに浮かんでこないのだ。
どうせ考えだけなのだから何だってできるのに。

軽いショックを覚えつつ
なぜ、そうなったのかを自問する。

年を取ったからかもしれない。
いや、思考が堅くなったとか
現実を知るようになったとか
そう言う事じゃなくて、
可能性が無くなったから、かと。

思えば、絶対にあり得ないような空想でさえ
宝くじに当たるよりも小さな可能性であっても
可能性は残されていたわけだ。

誰もが当たらないとは思いながら
それでも宝くじを楽しめるように
可能性がある以上、それを真剣に楽しめたのではないか。

買わなくても良い。
1億円当たったらどうするか、と
買う事を想像することは可能であり
そこに楽しみが存在するわけだ。

もしも、宝くじが売られなくなったらどうだろう。
(代替はいくらでもあるが)
つまり、年を取るとはそう言うことか。
空想妄想が現実につながるわずかな可能性が無くなり
完全に遮断される。
そうやって、楽しい考えが一つ一つ消えていく、と。

普通は、年と共に新しい愉しみを見つけることができるのだろう。

それが上手くできず、
何時までも夢から覚めないで成長した結果が……。

私がそうである以上、他にもそうである人がいるはずなのだ。


……今晩の空想は何にしよう?
ウルトラマンにゃぁ、なれないしなぁ。


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