1日雑記

2008年05月26日(月)

私の中で、鮮烈に記憶として残っているのは
視覚でも聴覚でもなく、まして味覚でもなく嗅覚だ。

記憶として残っている、というのは語弊があるか、
不意に思い出すきっかけが
嗅覚である事が圧倒的に多い。

昔から考えるのだが
嗅覚というのは五感の中でも少し浮いていないだろうか?
なんというか、あまり存在に必然性が感じられないのだ。

他の感覚は危険を感知するのに役立つ気がするのだが
嗅覚についてはあまり当てにならない気がする、
それが大きな理由である。

鼻が利く、のであれば
あるいは視覚や聴覚以上に外敵を感知するのに役立つのだろうが。
さしあたって、現代の日常生活においては
他の感覚のおまけみたいな位置づけだ。

もっとも、そもそも五感という区分自体が
勝手に決めたもので、絶対的なものではないわけなので
その中で意味がある無いを考えるのも微妙かもしれないが。
例えば温度を感じるなんて
恐らく五感のどれにも当てはまらない気がする。
しかし、感覚の一種といわれれば誰もが納得する感覚だ。

語呂もよく、覚えやすく五感と呼ぶが
何か意味があって分類されているのか。

……それはともかく、
恨めしいほどに嗅覚に悩まされる27年。
私の悪癖の一つは、間違いなく嗅覚に依存している。


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