1日雑記

2006年12月16日(土)

1つの、矛盾を感じる。

進化について。

1.現在、多様な生き物が存在するのは進化により
  別々の道を歩んできたからだ。

2.進化とはその種が環境に合わせるために
  成長するという事だ。

という、大まかな定義のもと、考えを進める。

さて、この2つを考えた時、
何かおかしく無いだろうか?
何故、進化しているにも関わらず
生き物が多様化するのか。

種の存続を図ろうとすれば――
言い換えれば、個体を生存させようと思えば
一定の解を得ることが出来るだろう。
ベストではないが、ベターな答えというのは存在する。
その環境で生き抜くために必要なツールがあり
それを備えることで生き抜いていく。

つまり、その環境に適したモノを会得するのが進化ならば
生き物は多様化せず、むしろ一様化していくはずだ。
その環境に良い物というのは
数多あるわけではないし、あったとしても似通っているだろう。
だから、進化を最初の定義のように考えた時
進化によって種が多様化したというのは間違いとなる。

似通っていたとしても、いくつも種類があるのだから
どれもこれもが同じ道筋、同じ解である必要は
ないのではないか?
……とも、考えたのだが。

自然界において、個体を保持しようと考える。
その時得る解に到るまでの道のりは確かに多様であろうが
一方でその選択は確率である。
より確率の良いほうに多数の個体が残るのだから
その状況にあわせて変わっていくのは当然だ。
メンデルの法則なども、まったくの確率ではないか。

よって、いくつかの道筋があったとしても
結局選ばれるのは確率的に、生存の可能性が高いもの、となる。
そしてその筋道はいくつも存在するわけではない。

つまり、最初の定義で考える限り、
進化というのは矛盾している、という事になる。

大体、本当に効率的に存続したければ
苛酷な環境から脱すればいいのだ。


しかし、少し違う見方をすると矛盾は解消される。

生き物が、多様化することで得をするのは「誰」か。

そう、地球であったり、
生き物という大きな概念そのものである。

少し考え方を変えてみよう。
やらないだろうが……例えば貴方が
コンピュータウイルスを開発したとする。
これを広く感染させるにはどうしたら良いか?

1つのウイルスファイルをとことん突き詰めて、
成長させていくか?

それも1つの答えだろう。
しかし、効率的に考えるのならば
その姿を少しずつ変え、様々なファイルに偽装、
あるいは変化させて流すのではないか?

つまり、ウイルスを生存させようと考えるなら
1つの個体を強くするのではなく
多様化することで幾つかがやられたとしても
目的そのものを生かすことを選択する。

これを生き物の例に当てはめて考えれば
まさにその目的は、生き物という概念の生存、
さもなくば地球の存続につながる。

過酷な環境で生きる事も
1つの環境そのものに致命的な変化があったとしても
別の環境では生存できる生物がいれば
そちらは無事でいられる可能性がある。
そういう考え方をすれば
あえて苛酷な環境にい続ける事に説明が付くのだ。

私はこれまで、動物の本能として
種を存続させようとする働きがあると考えていた。
だが、この考えに基づくならば
動物の本能は種の存続ではなく(もちろんそれもあるだろうが)
本当の目的は生き物という概念の存続となる。

その時、地球を痛め、種を滅ぼしてしまう人間というのは
つくづくイレギュラーな存在なのではないだろうか。


まぁ、冗談がいくらか含まれているのですがね。


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