1日雑記

2006年11月05日(日)

スーツとコートを買ってきた。
スーツ2着とコート1着で6万くらい。
比較的安い……らしいが、私にとっては結構な痛手。
他に欲しいもの、沢山あるんだけどなぁ。

すそ上げを待っている時、暇だったので図書館に向かう。
そこで少し調べ物。

さて。
ゲームや小説の中でよく出てくる「剣と魔法の世界」。
舞台とされるのは中世ヨーロッパをモチーフにしたものが多い。
例えば、お城であったり、騎士であったり。
そういう話を自分で考えるなら、どういう内容にするか。
そんなことを考えて書いてみようと思ったのだが
あまりいい加減なことは書きたくない。
趣味のようなものであっても、人に見せる可能性がある以上
ある程度時代考証をきちんとしたいというか
中世ヨーロッパであるならその生活様式などの背景を
しっかりと知った上で話を作ってみたい。
そう考えて、ちょっと図書館で調べたわけです。

その結果、少し気になった事も出てきた。
例えば奴隷という考え方。
有史以来、近年まで……というか、あるいは今現在も
これに類する考え方は存在し続けている。
ゲームのファンタジーの中じゃ、奴隷は殆ど出てこない。
製作側が対象としている少年達の求めるものに
奴隷という考え方は不要だからだろう。
格好よくて強い、勇者あるいは英雄が居て
その仲間となるグループもいい人たちばかり。
当然、授業の中で否定されている奴隷の売買はしない。
同様の考え方で『モンスター』が存在する。
人を殺して祭り上げられる英雄は望まれていないので
人間でなく、かつ完全な悪というものを設定する。

実際の問題で考えてみれば
城を持つような封建社会であるならば、
それに対して身分の低い人は当然出てくるし、
現実的な英雄というのは
沢山人を殺した後に付けられる称号であるはずだ。

リアリティのある世界観は、
同時に望まれていない世界観でもある。

もしも奴隷が居て当たり前という世界で生きていれば
彼らに同情することすら滑稽に映るだろう。
例えば、犬猫あらゆる動物が人間と
対等であるという世界に生きている人ならば
現在の日本のペット事情は非常に問題があるととらえるだろうが
一方で、現在の日本で犬猫を人間とまったく同等に扱おうとすると
奇妙な目で見られることは避けられない。
ペットを家族といっている人はいるし、
相応に大事にしている人も沢山いるが
ペットという言葉が定義されているという事実、
そして売買されているという事実は動かしようが無い。

現在、奴隷は当然であるという考え方は
世界的に認められていないし、忌み嫌われている。
その世界に生きる読み手、そして書き手は
奴隷について否定的でなければならない。
必然的に主人公も否定的にならなければならず
扱いが非常に厄介になる。
それらの事を考えると、そういう制度そのものが存在しない世界を
定義づけるほうが手っ取り早くなるわけだ。

……と、色々考えた結果
むやみなリアリティを多くの人は望んで居ないと理解し
次へつなげたいと思う。


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