1日雑記

2005年07月19日(火)


オープンキャンパスの手伝いをしてきたのだが……。

模擬授業というものもある。
実際にある設備を外部の人に使ってもらうという試み。
もちろん、学科の宣伝を含めて。

それで、改めて思ったのだが
とにかく先生の説明が下手。
しゃべり方、時間配分、内容。
高校教員だって下手な人は沢山居るが
それに比べても下手である。

私は予備校に通ったことが無いから
良く分からないが予備校の授業は分かりやすいと聞く。
面白いとも聞いたことがある。

そういうのを経験してきた高校生にとって
あの授業はちょっと……と
大学生の私から見ても思わざるを得ない。
まず、矢継ぎ早に気づいたことをどんどんしゃべる。
計画性が無い。
知識の押し売りである。
分かりにくいし、面白くないのだ。

次に時間配分。
ダラダラとした講義が延々と40分。
実習の時間をとるが20分。
面白くも無い学科の宣伝と内容の説明。
やっている内容の説明にはなったかもしれないけど
大学に来て欲しいという宣伝にはならなかったのではないかと。
時間延長も良くない。
無計画であることがばればれである。

そして内容。
相手が何に興味を持つか考えていない。
自分の知識をどうしても前提とした話し方なので
分かっている人にはわかるのだが、高校生やその親御さんには
恐らく初めて聞く単語が沢山あったに違いない。

準備も不足していた。

学会での発表などではそれでいいのかもしれないが
説明の対象を考えない授業というのは
聞いていてあまり愉快ではなかった。

大学教員も高校教員もそうであるが
外の社会を知らない人も多い。
一般的な会社に比べると明らかに緩い。

教員になるなら、社会を経験した方が良い、
というのは私が信じて疑わないことであるのだが……。
結局経験ということなのだろうか。

どんな職につくにしても、色々な経験をして
比較対照を持ったほうがいいのではないだろうか。
『〜に比べれば』と言うような考え方が
必ずしも良いわけではないのだが
定規が無ければ何も測ることはできないわけで……。

井の中の蛙、苦労を知らず。
忙しい忙しいとよく言う教授であるが
帰宅時間などを見ていると
よくいる社会人の人に比べるとそんなに忙しいとも思えない。
自分の知っている範囲で、自分を尺度にするなら
大抵のことは辛いし忙しく思えるだろう。

そういう時、忙しさでも何でも
比較となる対象があれば、励みになるんじゃないかと
私は思うのだけれども。

そういうとバイトの経験なんてものがあげられるかもしれないが
バイトの経験というのも、責任を考えると
社会の経験というにはちょっと弱い気がする。


人の振り見て輪が振りなおせ、と。
私ももしも教員になれるようなことがあれば
今日の体験などを忘れないようにしたいものだ。

教員が良い授業をする事を目標としなかったら
仕事の上での目標が何もなくなってしまうわけなのだから。


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