今日、学校に行った。 いやまぁ…毎日行ってるわけだし、殊更言うようなことでもないが。 で、雨って予報だったけど晴れてたんで 「天気予報もあてにならないなぁ…」 なんて考えながら原付で学校に向かったわけです。 風はやたらに強かったですが。
ところが、すごいんですよ、今日。 風が強くて桜が舞う。 誰が言ったのだろう、桜吹雪。 吹雪というほど舞っていなかったのは少し残念だが… 桜色。白に近い淡いピンク色。 それを雪に見立ててそう言ったのだろうが…。
桜の雪が降って、空は晴れ。 狐が嫁入りしたのか、晴れているのに雨も降る。 少し視線をずらせば曇り空も見える。 晴れ、曇り、雨、雪。 これを同時に全部体験できたんですよ? すごいですよ、これ。
そんなこと考えながら、ふと前の車の影を見る。 明るいわけです。太陽の光って。 夜を考える。 暗い。 人がどんなに明かりをともしたところで 夜を昼に変えることは出来ない。 例えどこかが明るくても 視線を移せば其処には夜がある。
それなのに太陽ってやつは バカみたいに広い空と地球の半分を明るく照らしてるわけです。 暗い空を蒼くしちゃってるわけです。
そんな大きな力の中に自分がいるんだなぁ……とかふと考えたら どうしようもない感覚に襲われました。 アレはなんだったのだろうか。 多分、俺に握力があったら 自分の腕を握りつぶしてたでしょうね。
無力を感じたのかな……とも少し思いましたが…… 確かにそういう力に比べれば、人って無力ですよ。 しかもバカ。 たいしたことも出来ずに 同属を殺すことに力注いでるわけですから。
でもそういう無力感じゃないんだな、と。 事実は事実ですよ。 でもね、例えば優れた映画があったとする。 優れた映画があるだけじゃ、評価されません。 観客が居るから評価されるわけです。
無力かもしれないけど太陽をすごいと感じることのできる 人という存在もまた、すごいんです。
しかも羽はないのに空を飛ぶ。 2足歩行で地上のあらゆる動物よりも速く移動が出来る。 海に潜ればあらゆる深さに行くことが出来る。 挙句には宇宙にだって行っちゃうし。
だから、そういう無力感って訳じゃないと思う。 気付いた事に対する恐怖……かなぁ? いや、むしろ――― その大きな力を当たり前だと感じていることへの恐怖。
多分、これですね。
気付こうと思えばいつでも気付けるし それが当たり前のように毎日生きてるわけです。 それ故か、気付かずに生きてる。 それが怖い。
突き詰めていけば、人が慣れることに対する恐怖か。 誰か大切な人が死んでしまったとき どうにもならないくらいに悲しむかもしれないが 多くの人はその後に笑うことが出来る。
そういう環境に慣れてくれば、って事。 幸せにしたってなれちゃうわけです。 幸せな環境だと、知覚できなくなることが怖い。
……と思う反面 ずーっとどうしようもない悲しみに 慣れることなく感じるのなら きっと気が狂う、そんな風にも思う。
思いっきり話がずれてきたのでこの辺で打ち切りますか…。 自衛本能なんですかね、慣れって。
|