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ふらりふらり帖 << past index will >>
大根が柱のように立っていて、上にとろろ昆布。 「ナウシカっぽい!」「腐海だ〜!」 ナウシカ風おでんすごした時間の長さではなく、 一瞬でも気持ちが通じ合い、相手を好きになれるか。 「友達」ってシンプルなこと。 急に青森へ異動が決まった人。 離れてしまう前に、一度きちんと話がしたかった。 数回しか会ったことのない人だったけれど、 わたし、どうしても彼と友達になりたかったのです。 「30歳の誕生日をどう迎えるかで、その先の人生が決まる」 酔っぱらっていたのでうろ覚えなのだけど、 彼はそんなことを言っていた。 一年足らずで迎える誕生日、わたしはどんな気持ちでいるのだろう。 急ぐ気もないし、戻りたいとも思わない。 ただ、このまま毎日をしっかりとすごすだけ。 「きっと、いい歳の取り方をするね」そんな風に逆に励まされた。 次に会う時には、がんばってキレイにしていくと思う。 彼が、格好良く生きている。その存在が支えてくれる。 みんな東京と青森は距離があるって言うけれど きれいごとじゃなく、他人事じゃなく、本当に距離なんて感じないな。 30歳を目前にして、周りの環境が少しずつ変わっていくけれど なにも減ったりしない。そう確信した夜でした。
furarifurari
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