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2015年02月10日(火)  晴れた空に昇れたのはよかったんだけど、今日はもう眠い。

最近この日記、年に1回更新すればなんでもいいような雰囲気になってきてる。
年末か年始くらいは書き物をしようという気持ちすら感じられなくなってきた。

そんなゆるい感じで、今年もよろしくお願いします(旧正月目前)。

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高いところにのぼると決めただけなのに、心はふわふわと空に昇っていく気がする。

東京スカイツリーが東京の新名所として大々的にオープンしてからもう何年も経つ。しかも平日の昼間とくればさほど混んではいないだろうと油断していたが、ランチタイムを避けた午後三時、チケットの列は30分から45分並ぶことになるという。
2000円も3000円もするチケット代を払って、ひとりで塔の最上部の展望台に行く人間など珍しいのだろう。列の入口付近では、「おひとり様ですか」「お連れ様お揃いの上でお並びください」などとご丁寧な確認の声をかけられるが、列が進んでしまうとその案内もなくなる。フロアを埋め尽くす長い列を見渡せば、未就学児を中心とした親子連れ、学生らしいグループやカップル、外国人観光客の姿も多いが、確かに私のようなひとりきりの物好きな人間はほとんど見当たらない。

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こんなメモをケータイでポチポチ打ちながら、30分よりは短かったと思うけれど重たい荷物(主にこのノートPC)を持って列に並びきってまずは塔の中間部分へのチケット入手。四季をモチーフにデザインされたという4台のエレベータのうち春の1台で上へ。たった何十秒かで350m上がるというのだから、なんだかもうよくわからない速さ。でもどのタイミングでもまったく揺れたりしない。耳がキーンとするのは人間の仕様なので致し方なし。
で、本当は昨日を予定していたところを曇っていたためキャンセルして今日に急遽(今日の昼の時点で)変更したわけだけど、結果的には今日でよかった。空はよく晴れて、富士山は霞んでいたけれど、山並み以外は十分見られるお天気だった。空は青い。雲もほとんどない。
350mのところを何周かして、さらに100m上の展望回廊とやらへ。上のほうが人も少なく、やっぱり“高いところへ来た感”がより味わえる気がしたので、日暮れまでそこで過ごすことにした。
夕方には富士山と夕日の沈む方向に人だかりができた。その人びとの中に混じって、富士山の少し右に太陽が沈んでゆくのを15分くらいかけて鑑賞。ぼんやりと眺めているだけでも全然飽きない。ケータイでときどき写真を撮っていたら、一眼レフを持っているフランス人たちの邪魔になっていたようだった。
日没を過ぎて、富士山の方角がぼんやり暗くなってくる頃には、東側はほとんど夜景といっていい暗さになっていた。世界で一番高い(かどうか定かではないけど)トイレに、せっかくだから入っておこうと思って、入って出たらかなり暗くなっていて驚いた。
夜景をひととおり眺めて満足したところで、中間層に降りて少し買い物をして、次の目的地へ。ソラマチはほとんど見てないけど、ちゃんと見ようと思ったら1日くらいは十分過ごせる気がするお店の数だった。

いったんホテルに重い荷物を置いて、日比谷シャンテでベイマックスを鑑賞。高い評価しか耳にしなかったので期待して観に行ったけど、裏切られない面白さだった。あれ、そういう映画だったのか、って感じの。

で、その後に意を決して一人焼肉を敢行して、ホテルに戻って大浴場でのんびりして、部屋でひとりこれを書いている。深夜2時。さすがに眠い。

5連休の4日目、十分堪能しましたとさ。
明日は朝から豪華な朝食。8時過ぎに起きられればベスト。


真 |MAIL