想
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本人はそれほど自分のことを負け組だと思っていないが、 どうやら周囲は僕を負け組だと認識しているらしい。完全に。
わんわん。それは負け犬。
*** 夕立、いかにも夏の匂い。 折り畳み傘を勧めた声に感謝しつつ、ジーンズの裾を濡らして歩く。 雨の日の歩き方は、いつまでたっても上達しない。
夜には、朝と同じはずのその声を疎ましく思う以外、どうすることもできず。 苛立ちと情けなさとを、抑えたつもりが抑えきれなかった。
心配してくれるつもりなら今すぐその口を閉じてくれ。
****** 自分が負け組かどうかくらい、せめて自分で決めたいが、 それこそ世間様が判断してくださるものらしいので僕はいましおしおだ。
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