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2004年04月05日(月)  考えるべきこと/新番組?/見知らぬ人の精液

人との距離に頭を悩ませたりしているが、どちらかというと、
はなまるマーケットが終わる前に起きる方法を考えたほうが自分のためになると思う。


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そういえば、新番組と新撰組は1字違いだ。

NHK教育で「世の中なんでも現代社会」という番組をちらっと見た。
物事の良い面と悪い面を並べて判断を下すという思考の手順を
子どものときから身につけることは必要だと思う。
・そういう意味ではなかなかいい番組だ。(利点)
・でも、女の子が2人ともあんまり好みじゃない。(欠点)
∴僕は今後はこの番組を見ない可能性が高い。(結論)


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あのー・・・変なタイトルだと思ったでしょ。
でも、タイトルだけじゃないんです。すみません。

 とあるマンションの4階で仕事を終えたのが21時過ぎ。作業服の男と入れ違いでエレベーターに乗り込むと、足元に小さな紙切れがいくつか落ちていた。一部にどぎついピンク色が見えたので、集合ポストに入れられたチラシを住人の誰かが破いて捨てて行ったのだろうと思った。だが、落ちていたものは実はそれだけではなく。
 ドア近くの床に小さな水溜りがあり、今日は雨は降っていなかったはず、などと思いながらふと上を見ると、その、何の変哲もないマンションの、一般的な茶色い壁の小さな箱型のエレベーターの、ドアの少し上あたりに、地面に吐きかけられた唾のような形で水滴が、しかも単なる水ではないらしい水滴が見えた。半透明と白濁との中間のような、見慣れたと言えば見慣れたそのどろりとした物質が、今にも垂れそうに、言うなれば軒下の氷柱のような状態で、その、ついさっき確かに自分が通ったはずのドアの上部から、静かに垂れ下がっていた。事態は簡単に飲み込めたが、その分どうも落ち着かない気持ちになる。やっと1階に到着したエレベーターを降りると、廊下にも同じチラシの残骸と思われる紙切れがいくつか残されていた。
 仕事の前、19時に乗ったときには、それらはそこになかった。短いようで長い2時間。その間に、誰かがピンクチラシ片手にその箱に乗り、何往復かあるいは片道の間かは知る由もないが、自分の手で自分の性欲を満たし、おそらくは俗に言うオカズであったところの紙切れを1階で処分して去っていったわけだ。ご丁寧にも結構細かく、全てが同じくらいの大きさの四角になるよう千切って。
 精液だと気づいてしまった瞬間に考えたことは、いくつもある。ずいぶん高く飛ばしたもんだ、とか、ばったり立ち会わなくて助かった、もし目が合ってでもいたら単に居たたまれない気持ちになるどころではなかった、とか、彼は常習犯なのだろうか、それとも出来心だったのだろうか、しかし出来心でこんなにも(勇気ある・・・とかいうと批判が予想されるのでそれは撤回することにして)傍迷惑極まりない愚行を果たせるものだろうか、となると他にも犠牲になったマンションがあるのだろうか、とか、さっき降りてきた人は気づいただろうか、とか、いろいろなことだ。
 事実は小説より奇なり、などという言葉もあるが、小説に書くにしても奇妙すぎることがこの世の中にはたくさん転がっている。


真 |MAIL