想
目次|過去|未来
用事があって、珍しく昼から出かけた。 しかも金町へ。しかも電車で。
時折、小さな氷の粒が2、3粒落ちてくる。 空は真っ白で、いかにも雪が降りそうなのに、 雲の向こうに太陽の影が見える。
結局、夜になっても本格的に降ることはなく、 翌朝になっても積もらなかった。
****** 阪神淡路大震災から9年。 ただ恐かった。突然、そんなことが起こるということが。 今でも、地震だけは、どんなに小さなものでも慌てふためいてしまう。 もう9年も経つというあのときの震災は、テレビの中のできごとだったのに。
震災のニュースが流れるたびに、 明石出身の元同居人が生きていてくれてよかったと思う。 あの震災と僕は、それくらいの関係。 それが、近い関係なのかとても遠い関係なのか、よくわからなくなることがある。
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