想
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半信半疑で、でも胸をときめかせつつ、意を決して行ってきた。 今の時点では、ほぼ決まり。これはもう決まりだろう。
家族にも話した。何も言わずに決めては、後から気まずかろうと。 反対はされないまでも、嫌な顔のひとつくらいされるかと思っていた。 が、自分で稼いだ金を使うのだから文句はないだろうという様子だった。 さすがは産みの親 兼 育ての親だ。
実の親なのに、あるいは実の親だからこそなのか (そんなことは本当は関係ないのかもしれないけれど)、 ‘自分の人生にとって重要な話’を親に切り出すのが、とても苦手だ。 小さいときから苦手だった記憶がある。 それほど重要なことでなくても、真剣な話は難しい。 できることなら話したくない。親大好き!な筈なのに。 滅多にしない気遣いをしなければならないからかもしれない。 そんなわけで、恋愛の話もほとんどした経験がない。 記憶にないだけでなく、本当にない。 ・・・話せないような相手ばっかりだったからだろ、って言わないで。お願い。 やましいことがない進路の話だって、ずっと苦手だったんだよ。ほんとだよ。 それが、未だに克服できていない。
今日はあっけないくらいの反応だったから、 こんなことが何度か続く内には克服できるに違いない。 強化 結構。
****** 心躍らすできごとは道玄坂を登った辺りで済ませてきたのだが、 そのまま帰るのも勿体無いと思い、映画を観た。 今年初映画鑑賞。予定よりだいぶ遅れた。
『ブルース・オールマイティー』。ジム・キャリー主演。 本当は山ちゃんの吹き替えで観たかったのだが、 上映館がかなり限られていたので、妥協の結果、普段通りの字幕版になった。 ごく簡単にコメントしておくと、 しっかりと大笑いさせてくれた後で泣かせてくれる、アメリカ映画。 ま、ジム・キャリーとモーガン・フリーマンだから、ある程度の質は保証されたようなもので。 ストーリーは好き嫌いがあるにしても、テーマはわかりやすいし。 一時の感情の波に振り回されてスッキリしたい方にはお勧めですよ。
毎度のことながら、やはり気になることがある。 エンド・ロール? スタッフ・ロール? タイトル・ロール? この際、正式名称は気にしないことにするが、 ストーリーが終わったと見るや席を立つ人間が多すぎてがっかりする。 余韻に浸るやり方は人それぞれらしいから仕方ないが、 最後の最後まで観て帰ろうとは思わないのだろうか。 そもそもこんなことを考えている人間がいるとは夢にも思わないに違いない。 彼らにとって、映画の終わりはストーリーの終わりなのだろう。 僕にはどうしても、彼らがちょっと損をしているように思えてしまう。
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