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2003年10月05日(日)  ザラメが食べたいんじゃない。綿あめが食べたいんだ。

あまい想い出。ふわふわとした綿あめのような。
なんて乙女チックな連想。
けれど、言い得て妙だ。
舌の上で一瞬にして消える綿菓子。
真っ白で柔らかくて、
しっかり掴もうとするとすぐに萎んでしまうような。

つよい甘さに胸を締め付けられて、
あまさと一緒に苦い想いが蘇りそうになるのを、意識的に抑えつける。
その行為自体が既に、苦いものだと気付いた。


真 |MAIL