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2003年09月28日(日)  尊敬に値する人

心から尊敬できる人は、そう多くない。
ある人の一面に触れて、
その才能や能力、作品、センス、あるいは性格に対して
ピンポイントに尊敬の念を抱くことは少なからずあるが。

僕には、どうやら、初対面の人を高く評価する傾向があるらしい。
だからなのか、付き合いが深くなるにつれて評価の下がる人は多い。
もちろん評価の下がらない人もいる。上がる人もいる。
そういう人との付き合いほど、長く続いて欲しいと切に願うわけだが。


今日は、尊敬している人と、偶然再会した。
その方とは本当に浅い付き合いで、一緒に酒を飲んだこともないが、
彼の話を聞いたり話し振りを見たりして、力のある人だなぁと思っていた。
その彼が、1年ぶりくらいに会った僕のことを覚えていてくれて、
(こちらが会釈したら彼が即座に声を掛けてくれたのでこれは確実だ、
 しかも声を掛けたというよりズバッとこちらを指差したのでますます本物だ、)
その上、本当に1年ほども前の僕の意見に対していくつか言葉をくれた。
その褒め言葉をどのくらい素直に受け取るかはビミョウだが、
彼は随分とものをはっきり言う人間だというのが僕の印象なので、
非常に嬉しかった。感激と言ってもよいくらいに。

去年、彼としてはメールでその言葉を送ってくれる心積もりだったが、
何か不都合があって、何度送ってもこちらに届かなかったらしい。
もしこちらの不手際だったとしたら、本当に申し訳ないことをした。
一方僕の方では、もうその連絡は諦めていた。
すっかり、忘れられたと思い込んでいたのだ。
あるいは、きっと忙しいのだから、などと誤魔化して、忘れようとしていた。
だから、余計に嬉しかったのだろう。

おかげで、気持ちの良い1日になった。


真 |MAIL