想
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先日の日記にも書いた、乙一(おついち)という作家さんの短編集。 『平面いぬ。』だけでなく、他の3篇の収録作品も読んだ。 初めに抱いた感想は台風15号を以って消し去りたいと思う。 天才という評も意外と的を射ているかもしれない。
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いまは、ポール・オースターというアメリカ人が書いた、 『ムーン・パレス』(新潮文庫の)を読んでいる。 日本翻訳大賞受賞作品。 まだ6分の1も読んでいないので、ちゃんとした感想は後日。
・・・言葉たちは 僕の中に まだ眠っているのだろうか。
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都会の空。
狭くて、汚くて、と言われてしまえば返す言葉もない。 確かに、ちょっと田舎のちょっと広い空を見ただけでも、 つくば市近辺で観られる星の数にさえ、多少の感動を禁じ得ないが。
それでも、都会の空だって、見上げれば必ずそこにある空なのだ。
建物の群れに囲まれた小さな空を見上げるのは、密かな愉しみ。 少し地上を離れれば、ビルの上に広がる空が不思議な解放感を与えてくれる。 ある意味では、ひねくれた楽しみ方なのかも知れないけれど。
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