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2001年03月21日(水)  帰郷/消えるメドの立たない問題

ついさっき、旅行先から自宅に帰ってきた。波乱万丈の10日間。

やっぱり、海は良い。
自分もこの星も生きてるんだって実感する、なんて口からデマカセ吐きたくなる。
眺めてるだけで満足できるものなんて、結構、少ないけど。そのうちの1つ。海。

それはそうと。
帰ってきたこの場所は、もうすぐ引っ越す仮の住まいで、
故郷なんて言葉とは縁遠いものと思ってた。
環境は全然良くないし、散らかし放題だし、
実家と比べたら「ちょっとした旅行先」くらいのものだと。
もちろん住み始めた頃は、この部屋で落ち着く自分なんて、想像もしなかった。

それが、帰ってびっくり。
住めば都って、こういうことを言うんだなぁ。
ここが、安全基地。この安心感。面白いほどの自分の気の緩みよう。

・・・結局、今月中には引っ越しなんだよね〜。はふぅ。
なんか、もったいないや。あと、めんどい。あぁ。
誰か代わりに引っ越してくれないかな。(無理)

***

ちょっと深い話に移行してみる。


人間関係は、浅い方が苦手だった。
ある程度付き合いが深くなってくれば、それに応じて気が楽になるのが普通だった。みんなこんなモンだろうけどさ。
相手が男でも女でも、パッと思いつくような「当り障りの無い」話で間をもたせなきゃいけないっていうのは、自分にとってはかなり苦痛だ。それに、あの妙な緊張感の漂う空気。気を使わなきゃならないことが、基本的に嫌い。

でも、今回のは違うらしい。
深く知るほど、もっと自分をコントロールしなきゃいけないという意識が働く。
恋愛になってしまったからかもしれない。そうじゃないかもしれない。

なぜ、あのコはこんな人間を愛してしまったんだろうか。こんな、面倒臭い人間を。なぜ、自分はあのコを愛してしまったんだろう。自分とは不釣合いな人間を。まっすぐを望む人間を。こんな疑問も、関係自体も、長く続くと疲れる。
今までは得ることが難しかった類の瞬間的な安らぎを、あのコから得られると、わかってしまった。だから、ふと顔を思い浮かべてしまったりする。それは決まって、自分が弱っていると感じるときだ。どうしようもない自分。それを許容してくれる、少なくとも許容してくれようとする他人。醜態を晒しても、後悔しなくて済む唯一の他人。かけがえのないあのコ。
それでも、こんな自分を簡単には好きになれない。以前は、もっと自分で自分を支えられる人間だったはずだ。どうしてこんなに弱くなってしまった?
あのコとは、合わないところも多すぎる。どうしてもあのコには理解してもらえない自分がいることも、よくわかっている。

アタマが混乱してきた。考えたくないことを考えるのは、非常に疲れる作業だ。身体だけでも十分疲れてるっていうのに。
 

こういう感じのことを主に書こうと思ってたんだよなー。
いざ書いてみると、面白いけど、仕事ができなくなりそうで怖い。


真 |MAIL