-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 後遺症


昼前に目覚める。
体中が痛い。
筋肉痛が直後にあるってのは、体が若い証拠って言うけど
はぁ〜、若いのか若くないのか、とにかく気力が無い。

スタジオの大家から「鍵開けて」と連絡があったので
一旦家に帰る。
ピンポーン!とベルが鳴ったので
大家だと思いドアを開けると
そこには見慣れないカナディアンのカップル二人が。
先日「絵を見にスタジオに行きたい」と連絡をくれた人だった。

アポ無しで来るなよ、オイ!
と思いながらも30分ほど待ってもらい、中へ。
オイラも常にアポ無し人間だから、人の事は責められない。
【Till there was you】が目当てだという二人。
かなりデカイし、値段も張るので
とにかく見るだけでもイイから、と訪問したらしかった。

彼氏は文筆家。現在二冊目の著書に取り組んでいる。
トロント大学などで講演多数。
彼女はインテリアデザイナー。
偶然にも、オイラが関わっている極秘プロジェクト(インテリア関係)
の関係者であることが判明!
俄然、盛り上がる。

どうしても【Till there was you】が欲しい!という二人。
いくら気が合って、盛り上がったとしても
オイラにとって大事な作品であるから、値引きは出来ない。
しかし、漠然と2004年の作品は全部売ってしまいたいと
考えているオイラは、いくつかの条件を提示。
それを二人が飲む形で、ついに手打ち。
目出度く【Till there was you】を御購入となった。

それにしても、お互いラッキーだなと思った。
たまたまオイラが帰ってきたから会えたわけだし、
オイラもまさか今日、絵が売れるとは思ってなかったし。

R子と待ち合わせて、カズさんの家へ遊びに行く。
いや、遊びじゃないや。
最近オイラ達の間で密かに研究を進めている
「シュークリーム」の試作、試食のためだ。
何のため?
ははは、一発当てるためです(笑)

夜、一人スタジオに戻って画家モード。
スキーに行って、一日ロスしたんで
ハイピッチで作業を進めなければならない。
細部を描き込んでいる時
ずっと腕がピリピリと震えている。
筋肉痛のせいか?
今夜は寝ないつもり。
体がもてば・・・。



2005年02月06日(日)
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