-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 心の平和を育てること


ジョンの命日です。
もう24年にもなるんだなぁ・・・
毎年、この日が来ると
少し憂鬱な気分にさせられるんだけど
アメリカのニュースから元パンテラのギタリスト
ダイムバック・ダレルがコンサート中に
ステージに上がったファンに射殺されたという
悲報が届き、再び嫌な喪失感を味わう。

何なんですか、この世の中は?
銃だけの問題でなく
争いや、環境破壊、搾取、侵略など
やがて後世に繰り越しされていく
これらの問題を、一挙に解決する答えなんて無い。
一人の力では、どうする事もできない。
でも、一人一人が望まなければ始まらないよな。

個人レベルでは別として、
一人のアーティストという立場を利用して
オイラがやろうと思っているのは
外面的な援助、救済活動などではなく
心の平和を育てること。
2002年に開催した【Let's have a dream!】の
カタログに記載したステイトメントを久々に読み返すと

“外面的な援助、救済活動だけでなく、内面的な心の平和なくしては真の平和とは言えない。私が考える真の平和とは「一人一人が夢をもてる世界」である。すべての人々が明日に希望をもち、将来に夢を抱けるような世界が来なければ真の平和とは言えないと思うのだ。アートには言語や国境を越えて人々の心に直接訴える力がある。それゆえにアートが持つ役割は重要であると気付いたのだ・・・”

という一説がある。
アートの力で何が変えられる?と人は言うかもしれない。
確かに、変えるのは不可能だ。
アートの本質とは心に直接伝えること、
コミュニケートすることで
実際に行動に移し、実行するのはあなた自身の問題だからだ。

もちろん、発信する側は
人の目に触れるその影響力に
しっかりとした意識と責任を持たなきゃいけない。
このことも、今度のNY滞在でもう一度考えるつもり。

次にいつ【Let's have a dream!】が開催できるか分からないけど
これはライフワークだから
時間は掛かるけど、回を重ねるごとに意味を増す
イベントに育てていきたいと思っている。



2004年12月08日(水)
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