-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 たまにはいいかも

描いて描いて、描きまくりの日。
夜になってキッチンへ行くと、ルームメイト達が
裏庭のパティオで食事の準備中だった。
オイラが絵を描いてるので、居場所がなかった
居候クミも、張りきって一品料理で参加してる。
長いことココに住んでいるが、こんなのは初めてだ。
プライベートを大事にしたいので
なるべくルームメイトとは接しないようにしていたが、
たまにはそれもいいかもしれない。

キャンドルを灯し、秋風に吹かれながらディナー。
会話は弾み、冷蔵庫からありったけの酒を持ち出して
宴は深夜3時まで続いた。
よく喋った。
よく食った。
お互いのプライベートを知らない分
まるで初めて出会った人との会話みたいに
色々と面白い話が出てくる。
最後は皆、長袖ジャケットを羽織って
ガタガタ震えながら酒を飲んだ。
もう本当に秋っす。

2004年08月22日(日)
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