-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 脱力

一昨日キャンバスを地塗りしたものの
それから全然進んでない。
ぼや〜っと描きたいものが浮かんではいるけど
それを描く勇気がまだない。
そう、描き始めるときって勇気がいるんです。

ここ1年くらい、全く下書きをしなくなって、
いきなりキャンバスに絵の具を乗せていくようになった。
だから余計に描き始めるまでに時間が掛かる。
今、描きたいのは人物でなく
都会の風景画。
実際にあるような、無いような風景を頭の中で
組み立てる。
2時間くらいウダウダとしてたら突然
フッっと、雨上がりのような匂いが鼻を突いて
地面から水蒸気が立ちのぼる光景が見えた。

描け!

というGoサインだと思い
絵の具を調合をする。
よしよし、
いい色になってきたぞ。
仕上げに青をちょっと足して・・・

青が無いーーーーーー〜〜!

ガーン。
目の前に見えていたはずの光景は消えうせ、
何だか分からない脱力感と眩暈に襲われる・・・
天使が逃げたってことは、
こういう時のことを言うんだな。

あ〜、もう寝よ寝よ
という感じ。
そうは言っても寝れないので
二コール・キッドマン主演の【Hours】を観る。
それがかえって逆効果で
今度はイライラして体が火照ってきた。
ほんと絶望的な映画だな、コレ。


2004年04月24日(土)
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