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■ ファクトリーみたいに
Marcel Dzamaの展覧会を観に【Olga Korper Gallery】へ。 2001年に同じ場所でやった時は オープニングは酷い混雑だったから 今回は外して平日にしたんだよね。 そしたら大正解。 俺以外、誰もいなくて貸し切り状態。 ゆっくり作品見れたし、 ギャラリーのディレクターも暇だったので 一点一点付いて回ってくれた。
どうも、Dzamaの作品は【感染(うつ)るんです】の 吉田戦車とダブって仕方ない。 ヘタウマのキャラクター作りといい、 シニカルな視点といい、 「Dzamaは吉田戦車だった!」と言われても 「やっぱりね」と思うかもしれない。
近くの【Butler's Pantry】やあちこちに個展のカードを 配りつつ、SPINギャラリーへ。 ちょうどTVクルーが入ってて、Junoがインタビューしてた。 名前は忘れたけど、日本の【ミヅマギャラリー】で やったことのあるアーティストの取材で、 彼女の載った【ぴあ】とか【東京ウォーカー】があったりして すごい懐かしかった。

あらためてSPINの新スペースを見渡すと とにかく「広い」。 これから窓際にカプチーノ・バーを作ったり、 奥にバックギャラリーを作る予定らしい。 ビルの一階には別のギャラリーが入るというし、 春にはMOCCAが近くに移転してくるし、 この辺がトロント・シーンのコアになりそうな 雰囲気がプンプンする。
Junoが「1950年代のニューヨークだったら、 ウォーホルじゃなくて、シュナーベルになりたい」 と言うので、 「だったら、メアリーブーンみたいなギャラリストに発掘 されなきゃいけないじゃん。 ここSPINだったら、ウォーホルのファクトリーみたいに なれる可能性だってあるよ。」と答える。 あながち冗談じゃなくて、 本当にそうなったらいいな、と思う。 いつでも アーティストや ミュージシャンや ジャーナリストや クリティックらが出入りし、 お喋りをし、作業をする。
シーンっていうのは、そうやって交流することで 盛り上がっていくのだと思う。 日本みたいに、ジャーナリストや評論家とアーティストとの 隔たりがありすぎるのは好きじゃない。 自分の作品がどう見られているのかを 聞きたいし、時には「そうじゃないよ」と反論したい。 そういう直接的な交流が熱を生んで、 シーンが活性化していく。
その「場」にSPINがなって欲しいな、と 勝手な希望を抱いてるわけです。
2004年02月11日(水)
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