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■ 白
新作【Till there was you】が完成! (またもBeatlesのタイトルナンバー)
雪国独特の淡い夕暮れを表現しようと思って たびたび外へ出ては、 実際の夕暮れを見つめました。
自然の風景はあまり描かないけれど、 雪が降ってる時だけは、 人工建造物と自然の境い目があいまいになって、 とても好きだ。
自然界にある【白】って色は、 空に浮かぶ雲や、 雪の結晶のように、 ふんわりと柔らかいイメージがあるが、 ひとたび太陽を浴びると 目を開けられない眩しさや、 火傷するような光度の強さ、 キャンバス上に置き換えられないほど強い光を発する。
さらに、どんな色でも 明度を上げていくと最後は白になるように、 すべてのものを含んだ崇高な色なのである。 俺の部屋の家具は なるべく白で揃えるようにしている。 もう1つこの色が好きな理由に、 夕焼けになれば赤く染まり、 ランプを灯せば黄色く色づくように どんな色をも受け入れる大きさが好きだ。
この新作では、雪をたくさん描いた。 夕暮れの街明かりを浴びて、 様々に変化する雪の白色をじっくり観察しながら 内心は完敗宣言。 こんな色、決して絵の具では出せそうもない。
YOKOさんは、 「空の美しさにかなうアートなんてあるのだろうか?」 といい、 ガラスを宙に浮かせただけの作品 【空を見るための絵画】をつくった。 俺もほとんどそういう心境。 蛇に睨まれたカエルのように、 アートって 自然の前では無口になります。
2004年02月04日(水)
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