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■ カリバナ
8月4日(SUN)は北米で最大のカリブ人祭り「カリバナ」が行なわれた。メインの会場となるLake Shore通りはウチの目の前ということもあって、朝9時からカリビアン・ミュージックが爆音で鳴らされて強制的に目覚めさせられた。
色取り取り、極彩色に塗られたトラックや車の上に伝統衣装を身に纏ったカリビアン達が歌い踊る。一年で彼らが主役になれる唯一の日なので、ほぼ1年掛かりで準備をしている。もちろん、アメリカや本国から参戦する人も多い。 ウチの前の通りは通行止めで、バスやストリートカーも混雑のため運行中止になったりする。ちょうど去年の今頃ここに引越したので一年前の喧騒が蘇る・・・。街でもカリブ人が道を塞ぎ、警察や地元住民とのトラブルも絶えない。ちなみにウチのマンションの入り口のガラスもこの祭りの最中に壊された。
そんなカリビアン一色のトロントを抜け出しアルゴンキン・パークへ行った。先週訪れたCamp Wenonahへ再び出向いた。そこで出会った3人の日本の子供達がどういう成長をみせているのか確かめる為だ。
朝7時、3人の子供達と付き添いの英語塾長Kさんと会った。9歳のユウタは3日前の誕生日を総勢250人の子供達とスタッフに祝ってもらい、忘れられない思い出になった様子。残る2人の女の子は顔に多少疲労の色をみせていた。年齢的にも10歳、11歳の女の子は思春期ということや、慣れない英語の環境のせいで精神的、肉体的にもキツかっただろう。 やはりホームシックにかかりスタッフを心配させたそうだ。彼らは通常2週間滞在のこのキャンプを一週間で離れ、これからトロント郊外の外国人ファミリーの家でホームステイが始まるのだ。
ついでに施設の中も案内してもらったのだが、これが豪華だった。まず食堂ロッジには常時15人のコックがおり、1日たりとも同じ食事は出さず、ベジタリアンや宗教にあわせて250人分の食料を調理する。さらに絞りたてのフルーツジュース6種類は24時間飲み放題!食事に関しての心配は何も無い。
トイレやシャワーは水洗。だが、トイレだけは節水のため2〜3人までは水を流さないで溜めておくように張り紙があった。公衆電話は無く、親とのコンタクトは手紙か、10台以上のコンピューターを使ってのE−Mailのみ。 年齢別に別れたバンガローには14〜5人が泊り、必ずスタッフが一人常駐する。このスタッフ達もCAMPに参加するために2年以上特別にトレーニングを受けたエキスパートばかりだという。
このCamp Wenonahの主催者は北米YMCAの理事長であるが、儲けを抜きにして個人的理想を追求した世界にも稀に見るCAMPだ。現在も世界中から子供が集まっているが、やはり裕福な階級の子供が多いという印象も受けた。実際にこの日本人の子供達は目が飛び出るくらいの高額を支払って参加している。キューバやメキシコ、ベトナムからの参加者も特別階級の子供達ばかり。
このキャンプに参加している子供達の何パーセントが大人になってから貧富の差を認識して、そこに疑問を見出すことが出来るのかわからないが、このキャンプの理念でもある「国境の無い世界」という意味では、この年齢の子供達にとって大きなキッカケとなるに違いないだろう。
2001年08月05日(日)
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