ネコの日記
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2005年04月28日(木) 馴染みの……

これは特技になるのかな?

ウチのダンナさんは。
すぐに顔を覚えられるようで、
「馴染みの店」や「馴染みのオヤジ」がすぐにできる。

例えば「タバコ屋」。
今のおウチから学校方面へ少し行ったところにあるタバコ屋は、
ダンナさんがタバコを買いに行くようになってすぐに
「あなたは2日に1箱ペースだね」と言いだし、
次には店に入るだけで、何も言わなくても銘柄が出てきて、

今では店に近づいただけで、タバコ屋のお兄ちゃんがわざわざ寄ってきて、
タバコを渡してくれるまでになった。

もちろん、もう交わす会話もないほどに、
それは儀式的ですばやい。

そしてさらにダンナさんには、
「専属のチャリタク(自転車タクシー)運転手」がいる。
そのオヤジは、毎朝ダンナさんがマンションから出てくるのを
門の前で待っていて、学校までダンナさんを乗せていく。

ちなみに門の前には毎日7.8台のチャリタクが客待ちをしているのだけど、
どれだけ他の運転手オヤジたちが順番に客待ちの列をつくっていようと、
ダンナさんが現れると、そのオヤジはいそいそと方向転換し、
出発の準備をする。

「オマエずるいじゃないか!!」と同業者に言われても、
もうダンナさんをつかんで離さないつもりのオヤジは、
毎日ダンナさんの登場を笑顔で迎える。

そうなると、ダンナさんももう乗らざるをえない。
そしてもちろん、もう交わす会話もない。
黙っていても学校の南門までダンナさんを運ぶオヤジ。

こうやって、ダンナさんは中国語を話さなくても
生きている環境を整えてしまう。
本人的には「勉強にならん!!」と不満そうだけど、
みんなにやさしくされて結構なことではないか、とあたしは思う。


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