今日、いつになく遅くまで寝てしまった私はズームイン朝を見ませんでした。 昼のワイドショーでは、長崎県の幼児殺害事件の犯人は 12歳の少年であるだろうと言う話題一色。 少年犯罪の刑罰について問題が取りざたされていました。
私は神戸で以前起こったあの事件のことがまざまざと思い出されました。 あの事件の起こったところは私の従姉妹が住んでいたところの近くで、 丁度仕事で近所に行ったものだから、寄ってみようと最寄り駅を利用したら いつもは平和な駅前の広場などのあちこちが物々しく、 私服警官らしき人が沢山いたのが衝撃的でした。 従姉妹のおばさんと会った時も犯人の少年のお宅がどうだとかいろんな話を聞きました。 決して、しあわせだとは言えない、息子が犯罪者になった家庭の話が 妙にリアルでやりきれない思いでした。
今回の事件も刑事罰の対象になるのは14歳以上のため、少年は逮捕されないそうだ。 「ごめんなさい」と言っている犯人の少年は何を思っているのだろう。 個人的には人を殺めて「ごめんなさい」はないだろうと思う。 それこそ、本当に「ごめん」で済んだら警察はいらない。 TVに出ていた偉い児童心理学の先生みたいな人が 「こういった犯罪を犯した少年達は今まで虐待されたりとゆがんだ少年期を送ってきた 子が多いのです。ですから、刑事罰を与えるということは今まで与えられてきた 罰(虐待)を与えることと同じで、逆効果です。」 とわけのわからないことを言ってました。 悲惨な少年期を送ろうが、虐待されていようが、人の命を絶ってはいけない。 そんな過去を持った人間はみんな犯罪者になるのか。 そんな過去を持っていても立派に生きている人はいる。 私の知り合った子にも虐待の末、親に捨てられ、児童院で育った子もいる。 その子は賢明に生きていた。 冗談はよしてほしい。それは偏見だ。そして、そういう子に失礼だ。
正直、犯人が少年であったことにやりきれない思いを覚えました。 一瞬で何かしらの殺意を覚え、衝動にかられて殺めたわけではなく、 彼が4歳の幼児を家族の元から連れ去り、計画的に共に移動し、殺した。。。 その道中、彼はどんな思いだったのか想像せずにいられませんでした。 駐車場の上から突き落とした時、彼はどんな顔をしていたのか。 笑っていたのか。 それを想うとどうしようもない気持ちになる。
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