夜中、私の一番中のよいアメリカのピントレーダーの奥さんからメールが来ました。 「彼は刑務所に入ってしまった。 なので、今後貴方とのトレードはできないでしょう。 彼は貴方と仲良しだったようなので、知らせます。」 という内容でした。。。
なんだか、信じられません。 あのPEZをくれたトレーダーです。 先週まで普通にメールをやり取りしていました。 今週の初めにも彼からの荷物が届き、私も彼に荷物を送ったばかりでした。 彼との付き合いはピンを集め始めてしばらくした頃からで、もう6ヶ月くらいです。 最近は私の好みもわかってくれていて、一番信頼できるピントレーダーでした。 今まで、ピンを送ってこなかったこともなかったし、 発送がルーズなこともありませんでした。 もっと、胡散臭いトレーダーはいっぱいいたのに。。。 彼は、私にはいつも親切で子供思いの良い人でした。 3月1日のピナバーサリーにも行くんだ!と予定していたのに。
私は実際、直接会ったわけではないので、彼のほんの一部しか知りません。 本当はすごい悪人でたまたま私にだけ優しかったのかもしれません。 でも、最初のトレードにも手書きで手紙を書いてくれていて、 自分がどんなロケーションに住んでいるか、そしてここの都市のピンなら 手に入るから欲しいものがあったら言いなさい。。。と書いてくれていました。 鉛筆書きで汚い字だったけれど、一生懸命かいてくれているんだな、 と言うのが伝わってきました。 今でもその手紙は私の手元にあります。 簡単なHPも持っていて、そこを見ると何故自分がHRCのピンを集め始めたか が書いてありました。旅行に行ってお土産に買ったのがきっかけだったと書いてました。 荷物に手紙を入れるのを忘れたと言っては、メールに細かく書いて送ってくれて。。。 私に対してはとても律儀でマメで。
そんな彼が犯罪に手を染めてしまったことが、信じられません。 詳しいことは奥さんのメールからではわかりませんが、 奥さんのメールも私を思いやってくれたものでした。 3歳の子供もいて、奥さんの方が大変なのに。 最初、メールをもらったとき、恥ずかしながら 半分くらいしか意味がわかりませんでした。 なんだか、重要な内容のようだと思ったので、 失礼ながらも奥さんに 「理解できないところがある。もう少し、わかりやすく教えて欲しい。」 とメールしました。 するとすぐに返事をくれたのですが、その知らせはこんな内容でした。
こんな、日本のトレーダーの私にまで、知らせてくれた奥さんに感謝しています。 知らなければ、私は彼の為にメールを書いたり心配したりしていたでしょう。 彼は刑務所の中から私に知らせて欲しいと奥さんに頼んでくれたそうです。 奥さんもメールの中に「貴方のことはよく彼から聞いていました。彼の友達ですね。」 と書いてくれていました。 ピンを通して知り合い、やっと友達として認め合えたのにショックです。 今でも嘘や冗談であればいいのにな。。。と思っています。
コレクターとしてビーニーやピンを通じて沢山の海外の人と知り合いました。 勿論、その中には嫌な思いもしたし、逆に嬉しいことも沢山ありました。 沢山の人とやり取りをする中ではあってもおかしくないことなのかもしれません。 それでも、寂しかった。 もう、こんな思いは二度としたくありません。 せめてもの救いは彼が罪を償うことに従事していることでしょうか。 彼と奥さん、その子供たちの幸せを願います。
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今日はにゃんこの日らしい。 222だからにゃーにゃーにゃーでにゃんこの日。 世の中なんでもありですな。 私が最近お気に入りの「にゃんにゃんにゃんこ」のHPでも 「にゃんこ祭」なるものが開催されてました。 ひとしきり楽しませて頂きました。 個人の人のHPですが、とっても楽しいの♪
先程書いた、アメリカのトレーダーの件では いろいろ励ましのメールをもらったりしました。 その中に彼と先週トレードしたことがあるというお仲間からのメールもありました。 彼はその方に「東京にガールピンをコレクトしている友達がいる。 もしも、トレードできそうなピンがあったらよろしくね。」 と荷物の中の手紙に書いてくれていたそうです。 私の日記を見て、そして彼の話を読んで「もしかして、みっきーさんでは?」 とメールをくれました。その方の所にも奥さんらのメールが来たそうです。 彼が私を思いやっていたよ、日本人である自分の所にまでこんなことを言ってたよ。 と伝えたくてメールをくれたそうです。
彼はやっぱり悪い人ではなかったんだなと思いました。 何故、過ちを犯したかはわかりませんが、 私にとってはやはり大切な自慢のトレーダーでした。 その方が私への彼の思いやりを伝えてくださらなければ、 私は彼のトレードに対する行動まで疑うところでした。 もしかして、私はたまたま運がよく仲良くしていただけで、 他の人にとってはバットトレーダーだったのかも??と。 彼からの最後の荷物で私はピンを1本多くもらっています。 「丁度、Austinの新しいガールピンが届いたから一緒に送るね」と。 私はいつかこのピンに対するピンを返さなければなりません。 今回のことは私の中で忘れられない出来事になりました。 メールをくださった皆さんにも感謝です。
明日から長崎です。 準備は一応できました。 国内だし、シグマリオンも持っていくので、PHSの電波状況によっては むこうからも日記が書けるかなと思います。
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