■ ヘッド・フォンから石田彰
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|| 2004年07月28日(水) RPGとあたし ||


←本日は冒険の始まりチックなBGM入り

■別に暇、というわけではないのだが、また思い立って「暴プリ」のシナリオをやっている。スコアならすべてのステージで結構な高得点をたたき出しているので、今回は戦闘に拘らず、純粋にシナリオだけを愉しんでみる。

■さて、今回も恒例の「ゲームとあたし」のコーナーをお届けしよう。 ※そんなコーナーはありません

RPGというのは、ゲーマーの好みがかなり分かれる部分だと思う。シナリオを愉しむもの、戦闘を愉しむもの、キャラや台詞が魅力的なもの、イベント性に富んだもの、と、一口にRPGといってもいろいろあり。もちろん、すべてが面白ければそれに越したことはないが、そういう作品はあまり多くはない気がする。
私のRPGは「MOTHER2」に始まり「ポポロクロイス」シリーズ、「テイルズ」シリーズ、「幻水」シリーズなどを経て現在に至る。今でも印象深いのは「ナイト&ベイビー」や広井王子の「火星物語」、今は無きラブデリックの名作「moon」などであるけれど、何が一番面白かったか、と訊かれれば、私は迷わず「俺シカ」と答えるだろう。やり込んだという意味では「ポポローグ」のピエトロ手帳を完成させたとき以上の時間を費やしているからかもしれない。

私は、BLゲーや恋愛シミュレーションを別として、基本的にゲームをキャスト買いしない。例えば「暴プリ」も、智一に惹かれたわけでは決してない。結果的に萌えだっただけだ。もちろんそれはオイシイ計算外だったことに間違いはないけれど。

RPGの王道はいつも、選ばれし勇者が悪者と戦う、という設定の下でストーリーが展開されるが、嘗て「もう勇者しない」というキャッチコピーのゲームがあった。「戦わないRPG」、それが、ラブデリックの名作「moon」である。「moon」のキーワードは、「ラブ」。本来主人公であるべき「勇者」、その勇者が倒したモンスターを救うというゲームだ。リアルタイムであること、頭を悩ませる「ソウルキャッチ」、そしてBGMを選ぶ「MDシステム」と、そのどれもがかなり面白い試みだったと思う。
1997年に発売されたこのゲーム、RPGといえばやはり戦闘、その王道ともいうべきFFやDQをかなり皮肉っていた感があり、発売当時、一方で非常に人気が高かったのに対し、雑誌などではずいぶんと批判もされていた。これはRPGではなく、アドベンチャーゲームだ、とまで言われた。しかもこのRPG、「ゲームを続けること」自体がバッドエンディングへの道であるという矛盾を秘めており、エンディングも不可解極まりない。しかし、このエンディングは、私たちの「RPGとはこういうものだ」的なハッピーエンド志向をぶち破り、それでも飽きさせることをしない。むしろ、引き込まれる魅力的なキャラクターと個性的な世界観、あの不思議な雰囲気は、他にはないだろう。
しかし、その後「エンドネシア」などもプレイしてみたが、やはり「moon」を超える面白さはなかった。

これも嘗て、リスナー参加型のラジオドラマから派生した「火星物語」というゲームがあった。ゲーム自体はまあ、なんと言うか・・よく言えば非常に親切なロールプレイングで、ゲーム性という意味ではかなり???な部分が目立ったが、シナリオとキャラ、キャスティングは非常に面白かった。納谷悟朗氏、野沢那智氏、内海賢二氏、八奈見乗児氏、玄田哲章氏、塩沢兼人氏、古川登志夫氏、千葉繁氏、などという大御所・ベテラン声優から、ショウ・ハヤミ、オッキー、智一、子安、勝平ちゃん、ユージ・ウエダ、岩田光央のほか、伊集院光やあかほりさとる、広井王子本人もキャスト参加(しかもランディ様!!)しており、女性声優も三石さんや田中真弓さんなど、すげー面子だったように記憶している。特に紫の風役の子安武人は、非常にハマり役で、今でも思わず笑ってしまう。

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これも「結果的に萌えだっただけだ」と言っておこう、一応・・・

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