リュカの日記

2008年01月23日(水)

今日は午前10時半頃に目が醒めた。
やっぱり遅刻だ。
俺が起き上がろうとした時、弟が起きてきて洗面所のところでジャバジャバジャバジャバやり出した。
更には、何度も何度も洗面所の窓のところをバタン!チャッ、バタン!チャッ、バタン!と開け閉め開け閉め。
出鼻を挫かれ、更にしつこい音を聞かされ続け。
俺にとっては、こういうのがたまらなく不快だ。
弟が家を出るまで、歯を食いしばって待ち続けていた。
それから、やっと弟の支度が終わり、弟は家を出てった。
と思ったのも束の間、忘れ物をしたのかすぐにまた弟が戻ってきて、そこからしばらくバタバタバタバタ。
最終的に弟が家を出て行ったのを確認した後、俺は思いっきり叫び狂った。
阻害された不快感、それを間断なく聞かされ続けるストレス、終わるまで、終わるまでと待ち続けなければならないプレッシャー。
俺はコーヒーを淹れ、何とか気持ちを落ち着けようと努めてた。
何とか家を出れるような精神状態にまで落ち着いた頃には、既にかなりの時間が経過していた。
俺の一日は、大体こうした苦痛と伴に始まる事が殆どだ。
約束の時間は1.2時限目の時間帯。
俺が学校に到着したのは、2時限目が終わる3分前頃。
教室に行くと、彫刻の先生が居て「お、良かった○○君(俺の名前)来たな」と言った。
それからその先生と美術学科専用の教員室みたいなところに行き、そこでしばらく話してた。
「後期単位取れそう?もし後期で20単位以上取れなければ、やっぱり一度学校を辞めた方がいい」と言われた。
俺は「単位は取れるかどうか分かりません」と。
先生は「学校を辞めた後の事が心配や。いきなり正社員は難しいやろうし」と。
俺は「しばらく派遣で行こうかな、というのは考えてます。もう登録もしてるんで」と。
先生は「君の成績見てびっくりしたわ。不可、不可、不可、不可、秀、不可、不可、不可、秀とか。ものっすごいムラがある。多分能力自体は凄く高いし頭も良いんやと思うけど、社会に出てからこのムラを活かせるようになるといいんやけど・・・。多分、自分に合う仕事が見つかるまで何度も辞めたり入ったりを繰り返すと思う。でも絶対自分に合う仕事がどこかで見つかるはずやから」と。
俺はそれを「はい、はい」と相槌を打って聞いていた。
すると、「この場じゃはい、はいって話聞いてくれるけど、ちゃんと家に居る時みたいに先生にも接してや。自分の思った事をちゃんと言えるようにならないといけない。お母さんも心配しとったで。家族とのコミュニケーションが最悪やって。やっぱ、内と外で違いが出てしまうのはよくない」と。
何か、そこで一気にばつの悪い、居心地の悪いような気持ちになった。
この前俺の母親とこの先生で色々電話で話したそうだが、母親は俺の事をどのように伝えたのだろう。俺は、それが怖くてたまらなかった。
俺は昔から、自分の内面とか素みたいなものを人に知られる事を極端に嫌っている。
というか、それを知られる事を死ぬ程の恥とまで思っているので。
つまり、俺は「外」の人間に「内」の自分を知られたくないのだ。
表面上平静を装ってはいたが、自分の脚がかすかに震えてきているのがはっきり判った。
その後、先生は「小学校か中学校か高校か、凄い辛い思いをしてきたんやろうなぁ・・」と、めちゃくちゃ俺に同情を寄せるような態度を示してきた。
何か、「悲惨な過去」的なものを浮かべられてるんだろうな。
俺は「いえ、一回高校辞めた辺りで生活のペースが狂ってきただけです」と言った。
そもそも、この先生はどういう意味で俺の中に「悲惨な過去」的なものを見出したのだろう。何か強いトラウマでも持っているように見えるのだろうか。それが俺にはとてもショックだ。
実際のところ、俺の人生の中で、「自身のトラウマに繋がるような強烈な体験」と呼べるものなど何一つない。
子供の頃に親に虐待を受けた事はあるけど、それも普段全く意識しないし。
ただ、俺は自分の性癖だの精神面の事で他人に対して極度に負い目を感じている。それによって人生に対する希望みたいなものを完全に諦めている。
そして、今までに相談されてきた様々な悲惨な出来事(俺自身の体験談ではない)、ショックな話に絶望し、俺は人生に何も喜びを見出せなくなった。
でも、このような事をどう説明すれば良いのか判らない。
というか、俺はリアルでこれらの事を人に説明するような意志自体持っていない。
だけれど、この先生が俺の中に「悲惨な過去」的なものを想像している事は容易に掴める。
でも、実際の俺がどういうものなのかはこの際全く関係なくて、
そう思われてしまう事自体が、俺は死ぬ程恥ずかしくてたまらないのだ。
俺は、一刻も早くこの場を去りたくてたまらないような気持ちになった。
内心動揺しまくっていて、せっかくの大事な話なのに、最後の方は心ここに在らず状態になってしまった・・・
先生は「それで、何年かした後にもう一度学校に戻ってきなさい。今度は自分で稼いだお金で。先生も、1年2年でこの大学換わったりしないから」みたいな事を言われた。
その先生と別れてしばらく、放心状態が続いてしまった。
色んな意味でショックを受けて。
既に昼休みになっていたけど、弁当も殆ど喉を通らないような状態になっていた。
恥とプレッシャー、だな・・・
3時限目の時間になった。
気持ちを落ち着ける為、俺は図書館に行き、少し本を読む事にした。
その後大学生協に寄って、油絵に必要な道具を一つ買った。
3.4時限目は「絵画」
俺は先週の油絵の続きに取り掛かった。
4時限目の授業時間が終わる。
まだキリの良いところまで行き届いていなかったので、その後30分ほど取り組んでいた。
納得が行ったところで筆を止め、片付けに入る。
今日はちゃんと覚えてる。
この後まだ5時限目に「民俗学」の授業があるのだ。
俺は5時限目の教室に入る。
しかし、いつもと様子が違ってる。
先生が「どうしたん?」と言うので、俺は「遅刻しました」と。
すると「ああ、もう30分過ぎたから駄目」と言われた。
どうやら、今日が試験だったようだ・・・
かなりまずい。
今日この民俗学の授業で試験が行われていたという事は、だ。
昨日一昨日も別の授業で試験が行われた可能性が非常に高い。
というか、全ての授業が試験だった、と考えて十中八九間違いない。
そして、俺は昨日一昨日と全く授業に参加してない。
またこのパターンで、単位が取れなくなってしまうのか・・・
実は、俺の成績は不可は不可でも「放棄」が大半。
これで、今学期も単位取得が見込めなくなってしまった。
俺は喫煙所に行く。
そこで、俺が去年の後期に取っていた「フランス語」の先生に遭遇。
喫煙所でしょっちゅう俺に声を掛けてくるので、俺的に話す事が多い先生だ。
「○○(俺の名前)」と声を掛けられ、続けて「コーヒー飲むか?」と言われた。
そして、教員部屋みたいなところに案内される。
ドアには「学生立ち入り禁止」と貼り紙がされていた。
この部屋に案内され、コーヒーを貰うのは今回が初めて。
その後、コーヒーを手に持ち、再び喫煙所に戻り、しばらくその先生と話してた。
「○○本当に大学に友達一人もおらんの?いっつも一人やな」と。
俺は「それは作ろうとしないからですよ」と。
その先生は「欲しくないん?」と言うので、俺は「はい」と。
その先生は「でも、俺とはよく話すよな」と。
俺は「話しかけてくるからですよ」と。
その先生は「話し掛けられる分には普通に話せるんやな。でも、そんな一人で居て楽しい?」と言うので、俺は「楽しいですよ」と。
その先生は「何か好きな事とかあんの?」と言うので、俺は「漫画とかネットとか」
ちょうど俺はその時マガジンを手にしていたので、それを指して「そういえば、いっつも漫画読んでるよな。何を読んでるん?何かお勧めの漫画とかある?」と。
俺は「特に何が面白いってのはありません。一応載ってる漫画は全部読んでます」と。
その先生は「面白ないのに、何で読むん?」と言い、俺は「昔から買ってるんで買い続けてるだけです」と。
その先生は「ほんま○○は変わってんな、ところで、バイトもしてないのに漫画とかタバコ代とかどうしてるん?」と。
俺は「お年玉とか貰ったんでそれの残りと、あとはネットの収入とかですね。最近は殆ど入らなくなりましたけど」と。
その先生は「そんなんどこでやり方習ってくるん?」
俺は「知り合いに教えてもらいました」と。
その先生は「友達おらんのに、どこの知り合い?」と。
俺は「ネットゲームで声掛けられて知り合いました」と。
すると、「じゃあ、一回もその知り合いとは顔合わせた事ないんやな。なんか○○典型的な現代の若者って感じやな。ところで、今年は卒業出来そうか?」と。
俺は「一回学校辞めて1.2年派遣で働こうと思ってます。復学制度があるみたいなんで」と。
その先生は、「そうか。ところで、いつ頃からそんな感じで一人でおるようになったん?俺は周りに人が居ないと駄目な方やから、逆に○○みたいに一人でおる奴が気になるわ」と。
俺は「高校一回辞めたあたりくらいからですね。17歳くらいからです」と。
その先生は「じゃあ結構最近やな」と。
俺は「8年前になりますね」
その先生は「え、今何歳?」
俺は「25歳です」
「ええええええええええっ!」
その後、「じゃあ、復学して卒業したら結構ええ歳になってるんちゃうん?」と。
俺は「28,9で卒業になるかもしれませんね」と。
その先生は「そうやろなぁ。何学科やったっけ?」と。
俺は「美術学科です。一応彫刻が主専攻です」と。
その先生は「彫刻やったら××先生(俺がさっき話してた先生の名前)か。あの人ほど世話焼きな先生おらんよな」と。
俺は「そうですねぇ」と。
その先生は「○○には美術とかそういうのが一番向いてそうな気するわ」
俺は「美術は小学校の頃やってたってだけで、技術的なものは何一つ知りません。あと、彫刻は今年まだ1回しか出席出来てないみたいですね」と。
その先生は「一回本格的にそういうの勉強してみたら?それと、生活のペースめちゃくちゃみたいな事言ってたもんな。やっぱ学生としてはその生活は直した方がええな」と。
そんな感じの事を色々話した。
「じゃあ、失礼します」と言って別れた後、俺は図書館に行き、閉館時間までの数十分をレポート課題に費やした。
閉館時間になったので、学校を後にした。
帰りにマクドナルドでポテトとチーズバーガーを食べ、それから家に帰ってきた。
現在午後20時32分。


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