メッセの子がログインしてきた。 俺は「弟大丈夫なの?」と質問すると、「病院で処置はしたけどそこまで重症ではないです」と返答された。 「それいつのこと?」と質問すると「一昨日です」 「弟そいつらに変な事されなかった?」と聞いたら「俺はその時居なかったんですけどB君(弟君を凄く慕っている、同級生達に性器の皮を切断された男の子)が一緒に居たからそういうのはなかったって」と返答された。 俺が「不幸中の幸いですね・・、何でそんな事になったの?」と言うと、「相手が5人くらい居て、どさくさまぎれに石を頭に投げられたって」と返答された。 俺が「あんなに小さくて可愛い子にそんな仕打ちをするなんて、世間は本当に血も涙もない残虐な奴ばかりだな」と言うと、「それなんですけど、ちょっと信じられないような事聞いて」と言われた。 さらに続けて「俺凄く馬鹿みたいな事言いますけど」と言う。 俺が「はい」と言って返事を待っていると、 「B君がその時の弟にかぶって鬼みたいなのが見えたって」 俺は「まじで?ジョジョのスタンドみたいに?」と質問する。 メッセの子は「それでやられてる奴の中の一人も『鬼、鬼』って言ってパニック起こしてたって。B君が言ってた事だから俺は一切知らないんですけど」 さらに続けて「B君おしっこ漏らしたって。見てて驚いて」 俺は「○○(メッセの子の名前)が病室にきたあの女達(メッセの子の病室に、メッセの子とC君をレイプしにやってきた女達)相手に暴れてる時、C君(植物人間になってしまった男の子)も似たような事言ってたね。○○の体から黒い煙が出てるように見えたって」と返答した。 メッセの子は、「そうですよね。俺ら兄弟どうかしてるのかも。俺凄く馬鹿らしい事言ってるんですけど」 俺は、「俺はそういうのは結構先入観なしに信じてしまう方です。幽霊とか宇宙人とかもマジ話として受け取れる方だし」と言う。 メッセの子は「でもB君だけじゃないんですよ。やられてる奴の一人も鬼鬼言ってパニック起こしてたんだから。だからそいつも鬼みたいなの見えたんですよきっと」 俺は「弟にかぶさってたの?おんぶみたいに」と質問する。 メッセの子は「黒い鬼みたいなのがかぶって見えて。体の中がユラユラしてるんですって」 俺は「黒い鬼って、○○にかぶさってたのも黒い煙だったよね。同じ色」 メッセの子は「かなりガタイのいい鬼だって」 俺は「同じ存在なのかも」 メッセの子は「かぶってるっていうか、取り憑いてるようにも見えたって言い方もしてました。B君」 続けて、「石投げられて頭ケガした後に鬼が見えたって。弟が『石投げた奴誰だ』って怒り始めてから」 俺は「何があったのか、最初から詳しく教えてください」と頼む。 それに対するメッセの子の話、 「中高生が一人の同世代くらいの人ちょっかいっていうか、 他の奴らは不良系で一人だけアキバ系な人を囲んでちょっかいっていうかいじめみたいにしてたんですって。それ見た弟がそこに割って入って止めさせようとしたって。変な正義感出して。初めはあっちからは攻撃とかしてこなかったけど、弟がその中の一人を一方的にボコしはじめてから乱闘が始まったって。弟が攻撃しだす前に予め人の来ない所に場所を移動させられたらしいですけど、弟が相手5人くらい相手に乱闘してたんですって。それで途中でどさくさにまぎれて誰かが弟の頭に石投げて。それで弟は頭から流血しながらキレだして。元々キレてたけど頭ケガして更にキレたって。それで『今石投げた奴誰だって』かなりの迫力でキレてて、相手をまたボコしだして。その時らへんから弟にかぶって黒い鬼みたいのが見えたって。B君もパニクってどのあたりからとかそういうのあまり覚えてないって。鬼の肌のシワみたいのもはっきり見えたらしいですよ。一瞬の中で思ったのが誰かいつのまにか来たのかなって思ったんですって。でも異常な大きさで、冷静に見れなかったけど鬼のような物だって気づいて、B君は失禁するくらいびびって、そいつらの中の一人も『鬼』って言ってパニックだったって」 俺は「鬼っていうからには、角が生えてたの?」と質問する。 メッセの子は「ごつい角があったらしいんですよ」と答えてくれた。 続けて、 「相手側から見て鬼が見えたのはそいつ一人だけだったっぽいんですけど、それでなくても弟に歯が立たないって感じで相手達は逃げていったって。弟は頭ケガしてたし追うまではしなかったって。すごい馬鹿みたいな事話してますけど、でもB君はそんな嘘つくような子じゃないし。俺も信じてます」 俺も「信じます」と返答した。 それから、「弟は鬼には気づいてなかったの?」と質問すると、 メッセの子は「気づいてないって。B君が弟に『鬼がとり憑いてるの?』ってしつこく聞いてくるって」 「弟はなんて?」と質問すると、「知らないって」 さらにメッセの子は続ける。 「鬼が見えてるとき、弟は頭から流血してるのに大暴れしてたって。それで相手が逃げたら一気に落ちたって、弟が。気絶はしてないですけど足から落ちたって。へたりこんだそうです」 さらに「見違えとかじゃなくてまじでリアルに見えたんですって。鬼の黒い肌のシワも見えて、それが揺れてるように見えたんですって。B君は鬼の事を斜め後ろから見てたんですって。それで『鬼鬼』ってパニック起こした奴の目先と鬼の向く方向がちょうど合ってて。だからそいつは鬼とモロに目を合わしてたんじゃないかって。B君は鬼の顔はあまり見てないんですって」 俺が「弟はその話信じてるの?」と質問すると、「B君に『統合失調症かもしれないよ』って」 俺が「信じてないんだ^^;」と言うと、「でも弟の普段の強さからして信じられないくらいの非現実的な強さなんですよ。俺だって前から弟の強さとか信じられなくてちょっと霊的っていうか超人的なもの思ってたし」 さらに、「B君が『はじめて鬼を見たよ』って俺に言うから、そんなの当たり前だよ^^;って。本当はたから見たらすごい馬鹿らしい事話してるけどまじなんですよ」と言う。 俺は、「ぶっちゃけ、俺にとって何より信じられないことってのはタイプの男の子が悪戯されるって事でした。だから、幽霊が存在しようと鬼が存在しようと、例え人が空を飛ぼうと死人がよみがえろうと、そんなに驚く事はできないと思う。何かの例えとかじゃなくて、まじにそれ以上に信じられないことって無かったから。だから、鬼が現実に存在してるって事に対しても『そんなの嘘だ、ありえない、思い違いだ』って感情は全く沸いてこない。運命や出来事だって、何者かの意思によって無理やり方向付けられてるんだ、とさえ感じてる。俺が何かを深く考えようとすると、決まって家族の邪魔が入ったり。だから、俺にとって『ありえないこと』って殆ど存在してない。すんなり受け入れすぎて、逆に俺が相手の話を『信じてる』って事を相手に信じてもらえなかったりする事が多いんだけどね」と答えた。 これは嘘偽り無い俺の本音だ。 メッセの子も「俺ももう『ありえない』なんて事はほとんどないと思います。鬼まで出たし」と言う。 俺は「呪いの存在だって○○信じてるでしょ?」と言うと、メッセの子は「それなら呪いだって当然あるだろうしあいつらが死んだのだって呪いなんじゃないかって思うし」と答えた。 俺は「○○の周りって、本当に不思議なことが沢山起こる。俺は、そこには絶対になんらかの意思が絡んでると思ってる。俺の幼馴染の女に、凄い霊感強い奴いるしね(俺自身は、もう何年も前からかかわりないけど)。授業中に生首を見たとか、自分の守護霊と話が出来るとか」と言った。 それに対してメッセの子は「あ、守護霊が鬼って事はないんですか?そしたらまじ最強だと思いますけど。今のこの一瞬すごい感動した・・・。鬼が守護霊って思った瞬間」 俺は「ありえるかも」と返答し、続けて「でも、それなら何で、弟が酷い目に遭わされたりした時に鬼は助けてくれなかったのかな?」と言うと、メッセの子は「そうですよね・・・」と返答した。 続けて「鬼髪の毛が長くてなびく程だったらしいです」とも言っていた。 さらに、「でも、何で弟にそんなとんでもない魔物みたいなものがついてるんでしょう」と言う。 俺は「そうだ、まさしく魔物じゃん!800年くらい生きてんじゃないの、その鬼?」と言った。 まあ、そんな感じの会話を交わした。 B君だけじゃなく、喧嘩相手の奴も見てる訳だし、俺は絶対真実だと感じる。メッセの子は、鬼の存在に凄く感動している。 また、メッセの子が強姦女達相手に暴れ出した時、体から黒い煙が立ち上っていたのだって、ハッキリ具現化されていなかっただけで、弟君の後ろに現れた鬼と同一人物だと思う。 メッセの子の周りって、本当に色んな事が起こるよな、と感じた。 でも、メッセの子にこの話を聞かされた相手が俺じゃなかったら、こうもすんなりあっさり信じ込む事なんて出来なかっただろうな。 現に弟君は完全に信じていないみたいだし。 俺は腕を組む時もいつも左腕を上にするような、完璧な右脳派人間なので、こういう話に一切抵抗が無いんだろうな。 それは、B君の話を疑う事なく信じる事が出来たメッセの子も同じ事か。
午前7時頃に一度目が醒めて、その後また眠ってしまった。 メッセの子が必死になって、一心不乱に鉄道模型を組み立てている夢を見た。 俺は、「あんまり神経張り詰めすぎると、誰かにそれ壊されたりでもしたら発狂するくらいストレス受けると思うから、ほどほどにしときなよ」と注意するのだが、メッセの子は聞いちゃいない。 いつの間にか、鉄道模型を作っているメッセの子の姿が、メッセの子の弟の姿に変わってた。 模型を組み立てている弟君を、A君(メッセの子を慕っている中学2年の男の子。絶世の美少年)が眺めてる。 弟君はとても必死だ。 しかし、新たにメッセの子が現れて、弟君の組み立てる模型をまたいで歩き回る。模型を踏みはしないのだが、弟君はキレてしまう。 そして、半ば開き直ったかのように、この世のものとは思えないような動きで、右に左にビュッビュッと弟君も動きまくるようになった。多分、寝る前にメッセの子が「弟は喧嘩の時人間の動きしてません」と言っていたので、その影響が夢に現れたのかもしれないな。 弟君は縦横無尽に動き回る。 しかし、皆模型は踏んでいない。踏みそうだけど踏んでいない。 俺は、ベッドに横になりながら、そんな皆の姿を眺め続けていた。 そんな感じの夢を見た。 今日は午前10時前頃に目が醒めた。 結局、3時間くらいしか眠れなかったな。 しばらくするとメッセの子も起きてきて、それからまた色々な事を話してた。 主に鬼について話してた。 「B君が鬼を見た時、一体鬼はどんな雰囲気してたんだろうね」とか。 メッセの子は、「今度B君に鬼の絵を描いてもらいます」と言う。 弟君と喧嘩をしていた奴らの中で、鬼が見えていた奴は、パニクって泣きじゃくりながら仲間にしがみついていたそうだ。 弟君は「今石を投げたのは誰だ!」とブチギレていたのだが、メッセの子が言うには「多分、B君の他に鬼の姿を見てパニクってた奴が、弟に石を投げた奴なんだと思います。もちろん、弟にもB君にも、誰が石を投げたのかなんて分からないけど、鬼にはそいつが犯人だって分かってたんだと思います」みたいな事を言っていた。 そんな感じで、色々話した。 メッセの子は、何度も何度も「これは本当の事なんですよ」とか「俺の事キチガイだとか思わないでくださいね」と俺に言う。 俺は「ちゃんと信じてるから。○○がB君の話し信じてるのに、何で俺が○○の話し信じないなんて思うかな^^;」と、自分も信じているからという事を説明した。 最後には「大丈夫です。リュカさんが信じてるって信じてますからm(_ _)m」と言ってくれた。 そして、「こんなこと他の人に話しても信じてくれないだろうから;;まじありがとうございます」と満足してくれたので、良かったと思う。 メッセの子は「そろそろ病院に戻らなくちゃいけないので」という事で、午後15時30分前頃にメッセをログアウトしてしまった。
眠かったけど、三ノ宮に行ってきた。 ジュンク堂に行って、アゴタ・クリストフの新作「どちらでもいい」という短編集を買ってきた。 他にも、本屋には鬼に関する文献みたいなものも沢山売られていたので、金に余裕がある時にでも、それらも買い揃えてみたいと思う。 本屋に居る間に、メッセの子からメールが来た。 「さっきB君に頼んでたのがきました」と言って、B君が書いた鬼の絵を写メールで撮ったものを送ってくれた。↓
 中心に居る人間が弟君だ。 鬼は上半身しか書かれていない。 「鬼の下半身は地面に埋まっているのかな?」と質問すると、メッセの子は「さっき電話でも聞いたんですけど下半身はよく見えなかったかもって。かぶって見えるっていうか弟の体からその鬼のような物の体が出てるようにも見えたんですって。それで腕のシワの模様が揺れてる感じだって」と答えてくれた。 その後、「あとB君が思い出したらしいんですけど弟を中心にして鬼の体が出てたらしいんですけど鬼のものかわからないらしいんですけど透けて背骨みたいのが見えてたんですって。多分鬼の中の背骨が見えてたかもって。絵にも背骨っぽいの書かれてます」と言う。 俺は「鬼の肌はスケルトンだったのかもしれないね。でも珍しい。幽霊が半透明な場合は体の表面そのものが透けてて、皮膚が透けて内臓や骨見えたりしないのに、鬼は皮膚が透けて中身が見えるんだね」と言った。 メッセの子は「B君も背骨は気のせいだったかもしれないって感じだったから絶対とは言えませんけど。特に頭と腕が大きくてよく見えたんですって」 さらに、「B君も体が硬直したらしいですよ。まさに体が凍りつくってこれの事なんでしょうね。すごい貴重な体験してまじですごいレアなものを見たB君が羨ましいんですけどその時の怖がったB君を考えるとすごく可哀相に思います。立ち尽くして動けないんでしょうね」 俺は「これが全身髪の毛バサバサ振り乱して前に居る奴と対峙してるのまじ異様だろうね。叫びにならない叫びが出そうな」と言った。 鬼は終始無音で、しかも角が汚く汚れていたらしい。 メッセの子は「俺は無音の不気味さをイメージします」と言った。 そんな感じで、色々話した。 現在午後22時23分。 とても眠いので、そろそろ横になろうと思う。
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