囁き
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夢を見たせいだろうか、ふと、名前を口にする。
懐かしい名前。苦笑。記憶は、ぼやけてきている。
他者の名前と間違えて口にする。馬鹿にされ、笑う。
気をつけなければと戒め。きっと一時の事。
あぁ、ずいぶんと昔のことなのに。記憶もぼやけているのに。
ふと同じ名前に、似た顔に振り向く。微かな香りも、声にも。雰囲気にさえ。
記憶。何処かに残っている記憶。いつもはほどけそうなのに、時に強く結ばれる。
いつか再び出会うことはあるのだろうか。街の中か、雲の向こうか。
そのとき、僕らは何を話すのだろう?思い出か。その後の道か。
僕は何を話すのだろう?話せるのだろう?
きっと、笑顔になれるよう。
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