囁き
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2001年12月25日(火) バイト

♪クリスマスキャロルが流れるころには・・・♪

 バイト。まぁ、至極当然でもあろう。なにしろ僕が入れたからだ。とまれ、早番の僕は、何時もの様にデパートの中のゲームセンターへ。何時もの様に着替えるための更衣室に入る。と、そこにはサンタの格好をしたバイト仲間が。ははぁん。クリスマス。面倒事を押しつけられたのだな。
「暑そうですねぇ・・・」
「あ、フロアの人全員が着るんですよ」
 なんですと?
 ふと見れば、確かに書いてある。24、25はフロアは全員サンタの服を着用のこと。
 聞いてない。
 だからと言って、許されるわけでもない。仕方なくその服を着る。・・・?ポケットが無い・・・(汗)仕事上、手帳とペン、色々なゲーム機を開ける鍵とドライバーくらいは持たねばならんのだが・・・仕方なく、制服のズボンを履き、その上からサンタの服(どこにでも売ってるパーティ用みたいの)を履く。上はTシャツに、サンタの服。ご丁寧に引っ掛ける程度でしかないベルトに帽子まで・・・OPENまでは適当に着崩し、店が始まると同時にしっかりとそれらを身に付け、
 暑くて寒い。(謎)
 冬という事もあり、暖房ががんがん入っている店内。ズボンは二枚重ねだわ、上は上で妙な白いもわもわが付いてるわ、素材は厚いわ・・・そのくせ、店内に特別笑ってくれるのも、冷ややかな視線をくれるのもいない・・・
 ちなみに、観覧車(うちらの店が掃除、接客なんかをやってるデパートの観覧車)にいるトナカイとサンタは、子供たちに盛大に手を振られ、喜ばれている声がインカムから聞こえる。
「わ〜、サンタさんだ〜」「トナカイさんだ〜」「すいません、写真とらせてもらっていいですか?」
 等と観覧車内やまっている間の子供たちに大人気・・・って、写真?
 いつからゲームショウ会場になったんだ、ここは?
 とはいえ、騒がれるのは羨ましい。このままじゃギャグにもならん。とりあえず、エラーを直し、メダルの洗浄、コイン詰まりと・・・
 ふと気が付くと、ベルトが無い。
 確かに引っ掛けるタイプの奴で、落ちやすい。ズボンも二枚重ねだから、落ちてもなんの支障も無い。だからとはいえ、小さいものであろうが、落としたのにも気が付かないとは・・・慌てて探し回るが、ない。どこに行ったのだろうか・・・まぁ、いい。そのうち見つかるだろう。とりあえず、今はこのくそ暑寒い格好で生きていかねばならぬのだ。ベルトのことなどちっちゃいちっちゃい。再びエラーを直し、メダル詰まりを直し・・・いい加減、暑さで頭も煮えてきた。帽子のせいである。しかし、取るわけにはいかない。
「あ〜。サンタさんだ〜」
 そう、ようやく僕の後ろでそんな声が!明らかに僕をさしている。
 ああそうさ、サンタさんさ。貴様等に夢を与えるため、俺様はこんなくそ暑寒い格好で待ってやっていたのだ。さぁ、俺様を称えつつ、崇め奉るのだ!!
 どかっ!!
 ほぉ。貴様の家では尻を蹴るのが崇め奉るのだな?そうか。なら、俺様は貴様の首をしめ落とし、この5Fから投げてやろう。などという、妄想しかみれない・・・振り返っても、奴はいない。くそぅ・・・
 その後、迷子の放送をかける瞬間、『店外』から走ってくる母親。一体どうやって察知した?や、ゲームの機体の下を這って、落ちたメダルを捜す子供を発見。しばらく放置し、おおよそそのメダルを取り尽くしたところで注意。与えるはずのサンタが奪う。などという別のガキに報復を行うなどをし、終了。
 終礼も終わり、帰る寸前。社員の半分と遅番の半分、早番の六人のうち、一人が着てないことが判明。次回から、そうならそうと言いやがれ・・・


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