| 2003年06月14日(土) |
シェエラザード第4楽章 |
きょうはこの1曲だけだった。 遅い休憩後に数年前の課題曲の「童夢」という楽譜を配ったけれど、 2パート欠けていたので、後日に回すことにして、 最後にもう1度同じ曲をやることになった。 最後にもう1回シェエラザードやります、と宣言したら、 うんざりするような溜息やら悲鳴が出た(-。-;) 無謀だったけれど、最後は本番に近いテンポで始めてみた。 第1日目にしては、予想していたよりも早く、 全体としてそれらしく聞こえるようになった、という成果である。
どこも吹けないまま終わってしまった人もあるかも知れないし、 大体は吹けたけれどわけわからないまま終わった人も多いかも知れないし、 この部分はとうてい吹けそうにないと絶望感に陥った人もあるかも知れない。 けれども、まだ1回目である。 これから1〜2カ月この曲に取り組めば、光明が見えて来るに違いない。
この曲は、20年ほど前にすでに吹奏楽で演奏されているのを 聞いたことがあったので、長く吹奏楽のレパートリーになっている曲らしい。 この団では7年前に第2楽章を取り上げた。(あの時もかなり苦労した) その前にも後にも、第4楽章をいつも演奏曲候補から外してきたのは、 この楽章だけを単独で演奏することにちょっと抵抗があったからである。 「バグダッドの祭」部分に第2・3楽章のメロディーが エピソード風に現れることももちろんだが、 「海」から「難破」に至る部分は、 最初に第1楽章の「海とシンドバッドの船」を演奏しておかないと無意味だ。 けれども、そうこだわってしまうと、全曲演奏約50分間ということになる。 そんなわけで、この曲はずっと保留になっていたのだけれど、 先々週不意に迷い込んだ楽譜で試奏してみたところ、 これはたいへんおもしろい練習になりそうだと直感したので、 第1〜3楽章も抜粋式に加えたプログラムを考えることにしたのである。
なお、先週、古いNSBをやった後で、 単品で扱うにはちょっともの足りない古いNSBの利用法について、 団長に進言しておいた。 それは、M8を演奏するときにもう常識になっている方法と同じく、 3〜4曲集めてメロディーにしてつないでしまうことだ。 これで、倉庫の楽譜庫で永眠の運命に入りかけている楽譜が生き返り、 いい曲なのに全体の編曲がつまらなくて捨てられた曲を楽しむことができ、 あの当時の曲に郷愁を覚えている人たちの心も癒されるというわけである。 ところが、私はそういう曲群のジャンルだとか背景に疎いので、 誰かよくわかっている人が、曲のセットを作って提案してくれたら、、、 という段取りになる。 何らかの理由をつけて、3〜4曲を並べてもらえば、 それを練習で音を出してもらいながら、メドレーに仕立ててしまうというわけである。 とりあえずまず、マスカレードを含むセットを作ってもらえないかなぁ。。。
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