集合時刻1時半、演奏2時半の予定のところ、1時に会場入りしたのだが、 会場に着くまでに、やっぱりきょうはスコアなしで演奏しなきゃいかん、と決めたので、 ずっと演奏する曲を心の中でたどってみて、不安なところをスコアで何度も確認した。 わりと気楽なステージなのだが、曲の流れについてはかなり緊張したステージになった。
この行事は、10年くらい前に1度経験したことがあるけれど、 その時は、子どもたちの喧噪の中で演奏するのだろうと予想していたら、 不思議なほど整然とした静寂の中で進行していくのでびっくりしたものだった。 むしろ、こら、ノリが悪いぞ、と文句言いたくなったものだ。 あの時とはいろんな意味で変化してきているので、あの時と同じではないだろうと 予想する上に、きょうは、演奏前の企画が、ゲームやらクイズやらで大騒ぎだったので、 演奏時の子どもたちのようすに、いくらか不安を抱いた。 けれども、1曲目の中の「君をのせて」のサックスアンサンブルが始まるあたりから きっと演奏に集中するに違いない、2曲目の「ヘドウィグのテーマ」が始まれば、 きっとザワザワもおさまるに違いない、「ウルトラ大行進」はザワザワしながら 聞いてもらってもかまわない、、、まぁ、これは、一種の勝負、賭けみたいなものである。
けれども、演奏前や曲の合間はザワザワしていても、曲が始まると、 押し寄せた波が引いていくように静かになるのには感心してしまった。 こういう点、成人式に「大人の仲間入りをした」などと言われる20歳の若者よりも、 うんと分別のある大人に感じられる。 どうも、これから7、8年の間に退行現象が起きるようである。 (とにかく、この種の集会としては、成人式が最悪である)
きょうの感触で、定演アンコールの構成をちょっと修正することになった。 また、「ヘドウィグのテーマ」と「ウルトラ」のAをもっと訓練しなきゃ、と思った。
また、「ハリポタ」は速すぎてつらかったという悲鳴混じりの声をいくつか聞いた。 この反省を来週以降に生かそう。
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