I.W.O.活動日誌

2001年05月12日(土) パート編成に思う

きょうは、1st Cl.がゼロ、1st Fl.も Es Cl.もいないという珍しい日だった。
最近 3rd Cl.を気に入っているという職長に 1st Cl.をお願いした。
でないと、初見の曲なんて、何やってるかさっぱりわからん場合がある。

ニューサウンズの「ハレルヤ」が配ってあったのでそれから始めたら、
Tpの初見が難しいらしく、なかなかそれらしく聞こえて来なかった。

休憩時間に団長がドラムセットの担当について、説明に来た。
しばらくの間、「ルパン」のドラムを自分がやってみるけれど、
どうもダメだと思ったらSクンに代わってもらう、などと話している。

それに対して、日ごろから思っていたことを話しておいた。
特にパーカッションは、最初から役割を固定してしまわないで、
できる範囲で交代したり、不在のところには別の人が入ってやって欲しい。
特にパーカッションは、ひとり一役なので、本番に誰かいないと、
そこが欠けてしまうというのでは、こういう市民バンドの場合、困ってしまう。。。
たとえば、今、ティンパニのTさんが休団中なんだけど、
本番はTさんがやるにしても、練習では誰かができる範囲でたたいて欲しい。
市民バンドは、この毎回の練習が生命なので、
本番の担当とは関係なく、音楽の流れに大切なものは、
その都度工夫して、できるだけ書かさないようにして欲しい。
・・・なんて、そんなはっきりした言い方ではなかったけれど、
そんなことを団長には話しておいた。

(もちろん、スネアも鍵盤楽器も経験のない人に、
 いきなりティンパニをやってもらえ、と言っているのではない)

これは、管楽器のパートにも言えることなのだ。
一応の役割分担はしておかなければならない。
でも、それはパートの全員が集まった場合の話で、
全員いない場合には、その状況次第で、全体のため、を考えてほしいものだ。
主旋律不明の合奏なんて、面白くないものだ。
こういう時こそ、いつも 2nd 、3rd パートにいる人が、
主役を楽しんでもらえばいいわけだ。
譜読みに日数のかかる人にそんなことを押しつけるのは間違いだが、
そのへんは、「できる範囲で」ということを基本においてもらえばよい。

ソロについても、ずっとそのパートのトップの人がやっていて、
本番に近づいたころに、○○さんにもチャンスを、というケースがしばしばあったが、
これは、逆である(そして、もめごとの種にもなったりする)。
今のように、本番の遠い時期に、いろいろな人にソロを試みてもらう。
ソロをとりたかったら、どんどん練習してもらう。
そして、本番ではもっともいいソロを聴かせてあげる、という順序にするべきだ。

大切な基本は、とにかく週一回の合奏をみんなで楽しむということで、
それぞれに気を配りあって、曲の流れをしっかり作ることだと思う。
だから、もっと柔軟にいろいろな役割をしてほしいと思う。
完全に固定するのは、定演の2、3カ月前でかまわない。


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