空気の少し重たい雨の降りそうな道を歩いていてふと彼の匂いに捕らわれた5ミリの透き間を埋める事の出来なかった私達匂いなんか記憶しているはずが ないのに確かに彼の匂いに囲まれていた足が竦みその場に立ち尽くすポツリ、と真っ先に零れ落ちたのは真っ黒な空から、ではなく世界を映す私のふたつの瞳から