2001年09月03日(月) エゴイスト
 

蹴落とされそうな狭いベッドの上で
となりには安らかな顔をして眠る男
その男の寝顔があまりに好きだったので
いつでも永遠に眠れるように
私はいつでも睡眠薬を持参する

だけど起きたあなたの欠伸が好きだったりするから
睡眠薬は使えないままポケットに
何気ないヒトコマで生き延びる
あなたのとなりで私は眠るわ

男が私の悲痛の声が好きで
ピストルを持参している事も知らず
そして私は「おはよう」の言葉だけで
生きている事にも気付かずに





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