彼氏じゃない人とのエッチ

2006年05月24日(水) リアルな。その5

三年前に見た夢を、…ううん、もうずっと前から見ている夢が、目の前に起こる、という時、胸の高まりとか、くらくらする頭とか、手の汗とか、そんなのがどうでも良くなるほど、彼のことしか見えなくて、目の前にあるもの全てが彼だと思えるくらい、私はその時「彼」が大好きで仕方なかった。

「今日は、空いてるかなw」
笑いながら言う彼に、頷くことしかできなかったけど、「夢」は確かに現実に近づいていて、なんだかおかしかった。

「わがまま言ってごめんなさい。でも、どうしても、こうしなきゃ、前に進めない気がして」

「うん」

「ずっと、中学生の時から、ずっと好きで、その間に何人かと付き合って、今はもう結婚してしまったけど、それでもやっぱりずっと好きで、たまに思い出して、ちょっと泣いちゃったりね。後悔したり。こんな風な気持ちでこれから先ずっと生きていくなんて、辛くて。」

「うん」


「だから、明日までずっと一緒にいさせてください」


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